むちうちでやってはいけないこと

むちうちは、交通事故やスポーツなどで首が急に前後に動かされることで起こるケガです。首の筋肉や靭帯（じんたい）が傷つき、痛みや不快感を感じることがあります。むちうちになったときに、やってはいけないことを知っておくことが大切です。これを守ることで、早く回復することができます。

無理に動かさない

むちうちになった直後は、首を無理に動かさないようにしましょう。痛みを感じるときに無理に動かすと、さらに筋肉や靭帯を傷つけてしまうことがあります。安静にして首を休めることが大切です。

自己判断で運動を始めない

痛みが少し和らいだからといって、自己判断で運動を始めるのは避けましょう。医師の指示を無視して早く動き始めると、ケガが悪化することがあります。医師や理学療法士の指導に従い、適切な時期に適切な運動を行うようにしましょう。

冷やしすぎない

むちうちの直後は冷やすことが大切ですが、冷やしすぎには注意が必要です。氷や冷却パックを直接肌に当てると、凍傷（とうしょう）になることがあります。冷やすときは、タオルなどを間に挟んで肌を保護しましょう。

温めすぎない

急性期（けいせいき）には、温めることも避けるべきです。むちうちの直後は炎症が起こっているため、温めることで腫れや痛みが悪化することがあります。医師の指示があるまで、温めるのは控えましょう。

重いものを持たない

むちうちの回復期間中は、重いものを持つのを避けましょう。首や肩に負担がかかると、痛みが再発したり悪化したりすることがあります。必要な場合は、誰かに助けを頼むか、軽いものに替えて持つようにしましょう。

悪い姿勢をとらない

日常生活の中で、悪い姿勢をとることは避けましょう。特に長時間のデスクワークやスマートフォンの使用時には、姿勢に気を付けることが重要です。首に負担がかからないように、背筋を伸ばし、首を自然な位置に保つようにしましょう。

薬を自己判断で止めない

医師から処方された薬を自己判断で止めるのは避けましょう。痛みが和らいできたからといって、勝手に薬をやめると、症状が再発することがあります。医師の指示に従って、適切な期間、薬を服用することが大切です。

むちうちの回復に向けて

むちうちで悩んでいる皆さん、回復には時間がかかることもありますが、適切なケアと注意をすれば、少しずつ良くなっていきます。無理をせず、体を大切にしながら治療を続けていきましょう。痛みや不安を感じたときは、無理をせず、医師に相談することを忘れないでください。一緒に頑張りましょう。