交通事故による仙骨骨折の原因・症状・治療法・後遺症・慰謝料と鍼治療の有効性

交通事故後に、

「お尻の奥が強く痛む」

「座っているだけでも仙骨周辺が痛い」

「立ち上がると腰からお尻に痛みが走る」

「足にしびれが出ている」

といった症状がある場合、仙骨を損傷している可能性があります。

仙骨は背骨の一番下に位置し、腰椎と骨盤をつなぐ重要な骨です。

交通事故では、自動車同士の強い衝突やバイク・自転車からの転倒、歩行者事故などによって骨盤周辺へ大きな外力が加わり、仙骨を骨折することがあります。

仙骨骨折は骨折の程度によって症状が大きく異なります。

比較的安定した骨折であれば保存療法で経過を見ることがありますが、骨折部が大きくずれている場合や神経を圧迫している場合、骨盤全体が不安定になっている場合には手術が必要になることもあります。

さらに仙骨周辺には下肢や膀胱、直腸などに関係する神経が通っているため、重症例では足のしびれや筋力低下、排尿・排便障害などが現れる可能性があります。

鍼灸整骨院かまたきでは、交通事故による仙骨骨折について、まず整形外科などの医療機関で画像検査や治療を受けることを優先しています。

そのうえで、

「骨折は治ったと言われたけれど腰やお尻の痛みが残っている」

「リハビリを続けても筋肉の緊張や痛みがなかなか改善しない」

「リハビリ終了後も腰臀部の痛みが残っている」

という方について、医師による治療方針を確認したうえで鍼治療などの補完的な施術をご相談いただけます。

仙骨骨折そのものを鍼治療で治すことはできません。

この記事では、交通事故による仙骨骨折の原因、症状、検査、治療法、後遺症、後遺障害、慰謝料、そして骨折後に残る痛みに対する鍼治療の位置づけについて詳しく解説します。

仙骨とはどこにある骨?

仙骨は、背骨の最も下側にある大きな三角形の骨です。

腰椎の下に位置し、左右の腸骨とつながることで骨盤の後方部分を構成しています。

上半身から伝わる体重を左右の骨盤や下肢へ分散する重要な役割があります。

また、仙骨には「仙骨孔」と呼ばれる神経が通る穴があり、その周辺には下肢や骨盤内臓器に関係する神経があります。

そのため仙骨骨折では、骨だけではなく神経への影響についても確認する必要があります。

交通事故による仙骨骨折とは?

仙骨骨折とは、交通事故などの強い外力によって仙骨にひびが入ったり、骨がずれたりする外傷です。

仙骨だけを単独で骨折することもありますが、交通事故のような高エネルギー外傷では、

骨盤骨折

腰椎骨折

股関節周辺の骨折

腹部臓器損傷

などを併発することがあります。

そのため、仙骨骨折が疑われる事故では、仙骨だけを見るのではなく骨盤全体や周囲臓器の状態を確認することが重要です。

交通事故による仙骨骨折の主な原因

自動車同士の強い衝突

正面衝突や側面衝突などによって骨盤へ大きな力が加わると、仙骨を含む骨盤輪を骨折することがあります。

事故時の速度が高いほど身体へ加わるエネルギーも大きくなるため、重症化する可能性があります。

バイク・自転車事故

バイクや自転車では身体が車体に守られていません。

衝突後に身体ごと路面へ投げ出され、お尻や腰から強く転倒すると仙骨へ直接衝撃が加わることがあります。

歩行者事故

自動車にはねられて転倒した際、お尻や腰を路面へ強く打ち付けることで仙骨骨折が起こる場合があります。

車内で骨盤へ強い力が加わる

交通事故の瞬間にシートベルトや座席などから大きな力が骨盤へ伝わることで、仙骨を含む骨盤周辺が損傷する可能性があります。

高齢者では比較的小さな衝撃でも骨折する場合がある

骨粗しょう症などで骨が弱くなっている場合には、若い人であれば骨折しない程度の外力でも仙骨骨折が起こることがあります。

事故後に強い腰臀部痛が続く場合は、「単なる打撲」と自己判断しないことが重要です。

交通事故による仙骨骨折の症状

仙骨骨折では、骨折の位置や程度によって症状が異なります。

仙骨・お尻周辺の強い痛み

最も代表的な症状です。

仙骨はお尻の中央付近にあるため、

腰の下

お尻の中央

骨盤の後ろ側

などに強い痛みを感じることがあります。

特に、

座る

立ち上がる

寝返りを打つ

歩く

階段を上る

といった動作で痛みが強くなることがあります。

腫れや内出血

事故の衝撃によって仙骨周囲の軟部組織も損傷すると、腫れや皮下出血がみられる場合があります。

歩行困難

骨盤は身体を支える重要な構造です。

仙骨を骨折すると、体重をかけることで強い痛みが生じ、歩くことが難しくなる場合があります。

重症例では立つこと自体が困難になることもあります。

寝返りや起き上がりで痛む

仙骨はベッドへ仰向けに寝たときにも圧力がかかる部分です。

そのため、

仰向けで寝ると痛い

寝返りで痛む

起き上がる瞬間に激痛が走る

といった症状が現れる場合があります。

足へのしびれ・放散痛

仙骨周辺の神経が圧迫・損傷された場合には、

お尻

太もも

ふくらはぎ

などへ痛みやしびれが広がる場合があります。

足の筋力低下

神経損傷を伴う重症例では、足に力が入りにくくなることがあります。

歩行が不安定になる場合もあるため注意が必要です。

排尿・排便障害

仙骨周囲には膀胱や直腸などに関係する神経があります。

重度の仙骨骨折によってこれらの神経が損傷すると、

尿が出にくい

尿意を感じにくい

尿が漏れる

便を出しにくい

便失禁

などの症状が起こる可能性があります。

このような症状がある場合は緊急性が高いため、速やかに医療機関で診察を受ける必要があります。

会陰部の感覚異常

重い神経障害では、お尻や会陰部周辺の感覚が鈍くなる場合があります。

排尿・排便障害などを伴う場合は、早急な専門医の診察が必要です。

仙骨骨折が疑われた場合に行われる検査

仙骨は身体の奥に位置しているため、骨折の位置や形状によっては単純なレントゲンだけでは確認しにくい場合があります。

症状や事故状況に応じて複数の検査が行われます。

レントゲン検査

まず骨盤や仙骨周辺の状態を確認する目的でレントゲン検査が行われることがあります。

ただし、仙骨骨折は骨折線が分かりにくいこともあります。

CT検査

交通事故による仙骨骨折ではCTが重要な検査となります。

CTでは、

骨折線

骨片のずれ

骨盤輪の状態

骨折の形

などを詳しく確認できます。

手術が必要かどうかを判断する材料にもなります。

MRI検査

MRIでは、骨だけではなく神経や軟部組織などについても評価できます。

神経症状がある場合や、レントゲン・CTだけでは症状を十分に説明できない場合などに検討されることがあります。

神経学的検査

足のしびれや筋力低下がある場合には、

筋力

感覚

反射

排尿・排便機能

などを確認し、神経への影響を評価します。

交通事故による仙骨骨折の治療法

治療方法は、

骨折の位置

骨片のずれ

骨盤の安定性

神経症状

他の骨折・臓器損傷

などによって異なります。

保存療法

骨折部のずれが少なく、骨盤が比較的安定している場合には保存療法が選択されることがあります。

安静

骨折直後は骨折部へ大きな負荷をかけないようにします。

ただし、安静期間や体重をかけてよい時期は骨折状態によって異なります。

自己判断で動いたり、反対に長期間寝たきりになったりせず、医師の指示に従うことが重要です。

鎮痛薬

痛みを抑えるために鎮痛薬などが処方されます。

装具

症状や骨折状態によってはコルセットなどの装具を使用する場合があります。

リハビリテーション

骨折が安定してきた段階で、医師の指示のもとリハビリを進めます。

長期間動かない状態が続くと、

下肢筋力の低下

関節の硬さ

歩行能力の低下

などが起こる可能性があります。

そのため、骨折状態を確認しながら段階的に身体機能を回復させていきます。

手術療法

仙骨骨折が不安定な場合や、骨折部のずれが大きい場合などには手術が検討されることがあります。

骨接合術

スクリューなどを使用して骨盤や仙骨を固定し、骨折部を安定させます。

神経の除圧

骨片などによって神経が圧迫されている場合、症状や損傷状態に応じて神経の圧迫を解除する手術が検討されることがあります。

交通事故による仙骨骨折はどのくらいで治る?

骨癒合までの期間は、

骨折の重症度

骨片のずれ

年齢

骨密度

手術の有無

全身状態

などによって異なります。

「仙骨骨折なら○週間で必ず治る」と一律には言えません。

画像上で骨癒合が進んでも、

長時間座ると痛い

歩くと腰やお尻が痛む

筋力が戻らない

足のしびれが残る

といった症状が続く場合もあります。

そのため、骨だけでなく歩行能力や神経症状、日常生活への影響まで含めて経過を見ることが重要です。

交通事故による仙骨骨折の後遺症

仙骨骨折は治療後も後遺症が残る可能性があります。

慢性的な腰・仙骨部痛

骨折部が癒合しても、

座っていると痛い

立ち上がると痛い

長時間歩くと痛い

など、仙骨・腰臀部の痛みが残る場合があります。

下肢のしびれ・神経痛

仙骨周囲の神経を損傷した場合は、足へのしびれや神経痛が長期的に残ることがあります。

下肢筋力低下

神経損傷や長期安静によって足の筋力が低下し、歩行能力に影響する場合があります。

歩行障害

骨盤の安定性が十分に回復しない場合や、痛み・神経症状が残った場合には、

歩く速度が遅くなる

長距離を歩けない

杖が必要になる

といった歩行障害が残る可能性があります。

可動域や動作の制限

仙骨自体は一般的な関節のように大きく動く骨ではありませんが、骨盤周囲の痛みや筋肉の硬さによって、

腰を曲げにくい

しゃがみにくい

長時間座れない

など、日常動作が制限される場合があります。

排尿・排便障害

仙骨神経を大きく損傷した場合は、排尿・排便機能への障害が後遺症として残る可能性があります。

この場合は生活への影響も大きくなるため、適切な専門医の評価が必要です。

仙骨骨折は後遺障害認定の対象になる?

交通事故による仙骨骨折で治療後も症状が残った場合、自賠責保険の後遺障害等級認定を申請できる可能性があります。

自賠責保険では、事故による傷害と相当因果関係があり、将来においても回復困難と見込まれる身体的・精神的な障害が医学的に認められる場合、後遺障害による損害を請求できます。

ただし、

「仙骨骨折という診断を受けた」

だけで後遺障害等級が認定されるわけではありません。

治療後にどのような障害が残ったのかが重要です。

後遺障害で問題になる可能性がある症状

仙骨骨折では、

慢性的な痛み

下肢のしびれ

神経障害

歩行障害

骨盤の変形

排尿・排便機能障害

などの状態に応じて後遺障害の対象となる可能性があります。

実際の等級は症状、画像所見、神経学的検査などをもとに個別に判断されます。

後遺障害申請で重要になる資料

仙骨骨折では、

レントゲン

CT

MRI

診断書

手術記録

神経学的検査

リハビリ記録

症状経過

後遺障害診断書

などが重要になります。

特に神経症状がある場合は、症状を医学的に裏付ける資料が重要です。

交通事故による仙骨骨折で請求できる補償

交通事故で仙骨骨折を負った場合、慰謝料だけでなく複数の損害項目が問題になります。

治療費

事故による仙骨骨折について必要かつ相当な範囲で、

診察

画像検査

入院

手術

リハビリ

などの治療費を請求できる可能性があります。

自賠責保険では、傷害による損害として治療関係費、文書料、休業損害、慰謝料などが対象となり、被害者1人につき120万円が支払限度額です。

入通院慰謝料

事故によるケガで入院・通院した精神的、肉体的苦痛に対して支払われる慰謝料です。

治療期間や入通院状況、ケガの程度などによって金額が異なります。

休業損害

仙骨骨折によって仕事を休み、収入が減少した場合は休業損害を請求できる可能性があります。

仙骨骨折では、

長時間座れない

歩けない

重い物を持てない

車を運転できない

などによって仕事へ復帰できないケースがあります。

後遺障害慰謝料

治療後も症状が残り、後遺障害等級が認定された場合には、入通院慰謝料とは別に後遺障害慰謝料を請求できる可能性があります。

逸失利益

後遺障害によって労働能力が低下し、将来得られるはずだった収入が減少すると認められる場合には、逸失利益を請求できる可能性があります。

国土交通省も、自賠責保険における後遺障害による損害について、逸失利益と慰謝料等を補償対象としています。

仙骨骨折の慰謝料はいくらになる?

仙骨骨折だから一律に○万円という金額が決まっているわけではありません。

慰謝料や最終的な損害賠償額は、

治療期間

入院期間

手術の有無

後遺障害等級

残った神経症状

仕事への影響

過失割合

採用される慰謝料算定基準

などによって異なります。

重い神経障害や歩行障害などが残った場合には、後遺障害慰謝料だけでなく逸失利益なども含めて確認する必要があります。

自賠責保険の後遺障害補償

自賠責保険では、後遺障害の程度に応じた支払限度額が設定されています。

介護を要する重度の後遺障害では、

常時介護を要する第1級 4,000万円

随時介護を要する第2級 3,000万円

です。

それ以外の後遺障害では、

第1級3,000万円から第14級75万円

まで、等級に応じた限度額が定められています。

これは慰謝料だけではなく、逸失利益や慰謝料等を含めた自賠責保険上の支払限度額です。

慰謝料や後遺障害で不安がある場合は弁護士へ相談

仙骨骨折で、

骨盤に大きな変形が残った

足のしびれが改善しない

排尿・排便障害がある

仕事へ復帰できない

後遺障害等級について納得できない

保険会社から提示された示談金が適正か分からない

という場合は、交通事故に詳しい弁護士へ相談することを検討するとよいでしょう。

医療上の診断や治療方針は医師が判断し、慰謝料、後遺障害、過失割合など法律上の問題は弁護士へ相談するという役割分担が重要です。

仙骨骨折後の痛みに対する鍼治療について

鍼治療は仙骨骨折そのものを治す治療ではありません。

骨折直後や骨癒合が十分でない時期に、骨折部へ刺激を加えることを目的とした施術を行うものでもありません。

まず整形外科などで骨折の状態を確認し、必要な固定・手術・リハビリを受けることが優先です。

そのうえで、骨折の治療後に残る腰臀部周囲の筋肉痛や慢性的な腰痛などに対して、補完的な施術として鍼治療を検討する場合があります。

鍼治療で期待されること

慢性腰痛に対する鍼治療については、痛みや機能に一定の有用性がみられる研究があります。

厚生労働省eJIMでは、慢性腰痛について鍼治療が無治療や通常ケアなどと比較して疼痛や機能に一定の有用性を示す研究がある一方、効果の大きさやエビデンスの質には限界があることも紹介されています。

したがって、

「鍼で仙骨骨折が早くくっつく」

「鍼で神経損傷が治る」

と断定することはできません。

鍼治療を検討する症状

骨折について医師の治療を受けた後、

腰やお尻周囲の筋肉が硬い

長期間かばっていたため腰臀部が痛い

リハビリ終了後も慢性的な腰痛が残っている

などの場合に、症状に応じて鍼治療を補完的に検討することがあります。

しびれがある場合は先に医療機関で確認

仙骨骨折後の足のしびれには、仙骨神経などの損傷が関係している可能性があります。

特に、

しびれが悪化している

足に力が入らない

排尿・排便に異常がある

会陰部の感覚がおかしい

といった症状がある場合は、鍼治療より先に整形外科や専門医で状態を確認することが重要です。

鍼灸整骨院かまたきへご相談ください

鍼灸整骨院かまたきでは、交通事故による仙骨骨折について、骨折そのものの治療を行うものではありません。

まず整形外科などで適切な診断・治療を受けていただくことを基本としています。

そのうえで、

「骨折は治ったと言われたけれど腰やお尻が痛い」

「リハビリを続けても腰臀部周囲の筋肉が硬い」

「リハビリが終了した後も慢性的な痛みが残っている」

といった方について、状態を確認しながら鍼治療などの補完的な施術をご相談いただけます。

交通事故後の治療や通院方法について分からないことがある場合も、お気軽にご相談ください。

よくある質問

仙骨はどこにある骨ですか?

仙骨は腰椎の下にあり、左右の骨盤をつなぐ三角形の骨です。背骨から伝わる体重を骨盤や下肢へ分散する重要な役割があります。

交通事故で仙骨骨折は起こりますか?

起こることがあります。

自動車同士の強い衝突、バイク・自転車からの転倒、歩行者事故などで骨盤周辺へ大きな外力が加わると仙骨を骨折する可能性があります。

仙骨骨折ではどのような症状が出ますか?

仙骨やお尻周辺の痛み、腫れ、歩行困難、座位時の痛みなどが代表的です。

神経を損傷した場合は足のしびれ、筋力低下、排尿・排便障害などが生じることがあります。

仙骨骨折はレントゲンだけで分かりますか?

仙骨は身体の奥にあり、骨折の状態によってはレントゲンだけで確認しにくい場合があります。

交通事故ではCTを使用して骨折線や骨片のずれ、骨盤全体の状態を詳しく評価することがあります。

仙骨骨折は手術が必要ですか?

すべての仙骨骨折で手術が必要になるわけではありません。

骨折が安定していて骨片のずれが少ない場合は保存療法が行われることがあります。

一方、骨盤が不安定な場合や骨折のずれが大きい場合、神経障害を伴う場合などは手術が検討されることがあります。

仙骨骨折はどのくらいで治りますか?

回復期間は骨折の重症度、年齢、骨密度、手術の有無などによって異なります。

骨癒合後も筋力低下や腰臀部痛などが残ることがあるため、必要に応じてリハビリを継続します。

仙骨骨折で足がしびれることはありますか?

あります。

仙骨周辺には下肢に関係する神経が通っているため、骨折によって神経が圧迫・損傷されると足のしびれや筋力低下が生じることがあります。

仙骨骨折で排尿障害が出ることはありますか?

重度の仙骨骨折で神経を損傷した場合には、排尿・排便障害が起こる可能性があります。

尿が出ない、尿意が分からない、会陰部の感覚がおかしいなどの症状がある場合は、速やかに医療機関を受診してください。

仙骨骨折は後遺障害の対象になりますか?

治療後も慢性的な痛み、神経障害、歩行障害、骨盤の変形などが残り、交通事故との因果関係が医学的に認められる場合には、後遺障害等級認定の対象になる可能性があります。

仙骨骨折の慰謝料はいくらですか?

仙骨骨折という診断名だけで一律の慰謝料額が決まるわけではありません。

治療期間、入院期間、手術、後遺障害等級、仕事や生活への影響、過失割合などによって異なります。

仙骨骨折に鍼治療は有効ですか?

鍼治療で仙骨骨折そのものを治すことはできません。

骨折に対する医師の治療を受けた後、残った慢性的な腰臀部痛や筋肉の緊張などに対する補完的な施術として検討される場合があります。

まとめ

交通事故による仙骨骨折は、骨盤周辺へ大きな衝撃が加わることで発生する可能性がある外傷です。

主な症状として、

仙骨・お尻周辺の痛み

腫れ

歩行困難

座っているときの痛み

足へのしびれ

筋力低下

などがあります。

特に重症例では、仙骨周囲の神経損傷によって排尿・排便障害などが生じる可能性があるため注意が必要です。

診断ではレントゲンだけでなく、CTやMRIなどを用いて骨折の位置、骨片のずれ、骨盤の安定性、神経への影響などを評価します。

治療は骨折の状態によって異なり、安定した骨折では保存療法、不安定な骨折や神経障害を伴う場合などには手術が検討されます。

治療後も、

慢性的な腰臀部痛

下肢のしびれ

歩行障害

神経障害

などが残る場合には、自賠責保険の後遺障害等級認定を申請できる可能性があります。

後遺障害が認定された場合には、後遺障害慰謝料や逸失利益などを請求できる可能性があります。

鍼治療は骨折そのものを治すものではありませんが、医師による骨折治療やリハビリを受けた後に残る慢性的な腰臀部痛や筋緊張などについて、補完的な施術として検討される場合があります。

鍼灸整骨院かまたきでは、仙骨骨折の診断や骨折治療ではなく、医療機関での治療後に残った腰臀部周囲の痛みなどについてご相談を受け付けています。