交通事故後に肩が痛い原因とは?放置するリスクや対処法をわかりやすく解説【千葉市】

📚 症状シリーズ
この記事は「交通事故の慰謝料完全ガイド」シリーズの一部です。
過失割合について詳しく知りたい方は、総合ガイドをご覧ください。

交通事故のあと、「首よりも肩の方が痛い」「肩が上がらない」「数日たってから肩の痛みが強くなってきた」このような症状でお悩みの方は少なくありません。
交通事故では、首だけでなく肩にも大きな衝撃が加わります。そのため、筋肉や靭帯などに負担がかかり、肩の痛みや動かしにくさが現れることがあります。
また、肩の痛みはむちうちが原因となっているケースもあり、レントゲンやMRIで異常が見つからなくても症状が続くことがあります。
この記事では、交通事故後に肩が痛くなる原因や考えられる症状、放置するリスク、対処法についてわかりやすく解説します。
交通事故後に肩が痛くなる原因
交通事故後の肩の痛みは、単なる打撲だけではありません。
事故の衝撃によって筋肉や靭帯、関節などへ負担がかかり、さまざまな原因で痛みが生じることがあります。
シートベルトによる衝撃
交通事故ではシートベルトによって命が守られる一方で、肩には強い圧力が加わります。
衝突時には身体が前方へ投げ出されようとするため、シートベルトが肩を強く固定し、筋肉や皮膚、靭帯へ大きな負担がかかることがあります。
軽い痛みで済むこともありますが、強い衝撃では炎症や内出血を伴うこともあります。
むちうちによる筋肉の緊張
追突事故では首が前後へ大きく振られることで、首だけでなく肩周辺の筋肉も強く引っ張られます。
その結果、肩の筋肉が緊張し、肩が重い・肩こりのような痛みが続く・腕を上げると痛いといった症状が現れることがあります。
首の症状が軽くても、肩だけ強く痛むケースも少なくありません。
打撲や捻挫
事故の衝撃でドアやハンドルへ肩をぶつけると、肩関節や周囲の筋肉を痛めることがあります。
打撲や捻挫では、動かしたときの痛みだけでなく、腫れや熱感が現れることもあります。
神経への影響
事故によって首や肩周辺の神経へ負担がかかると、肩だけでなく腕や手にまで症状が広がることがあります。
例えば、肩から腕にかけてしびれる・力が入りにくい・指先がジンジンするといった症状がある場合は、神経が関係している可能性も考えられます。
交通事故後の肩の痛みでよくある症状
肩の痛みといっても、現れ方は人それぞれです。
事故直後から強く痛む方もいれば、数日経ってから症状が悪化する方もいます。
肩を動かすと痛い
腕を上げたり後ろへ回したりすると痛みが強くなる場合は、肩関節や周囲の筋肉に負担がかかっている可能性があります。
洋服を着替える、洗濯物を干す、高い場所へ手を伸ばすといった日常動作で痛みを感じることもあります。
肩が上がらない
痛みだけでなく、肩が思うように動かせなくなることがあります。
これは筋肉や関節の炎症だけでなく、痛みによって肩を動かさなくなることも原因の一つです。
肩こりのような重だるさ
「痛い」というよりも、肩が重い・張っている感じがする・肩こりがひどくなったという症状を訴える方もいます。
事故による筋肉の緊張が原因となっていることがあります。
腕や手までしびれる
肩の痛みに加えて腕や手までしびれる場合は、神経への影響が考えられます。
しびれが強くなったり、力が入りにくくなったりする場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
交通事故後の肩の痛みは数日後に現れることもある
交通事故では、「事故直後は何ともなかったのに、翌日から肩が痛くなった」「数日経って腕が上がらなくなった」というケースも少なくありません。
事故直後は気が動転していたり、興奮状態になっていたりするため、痛みを感じにくいことがあります。
また、筋肉や靭帯の炎症は時間の経過とともに強くなることがあり、その結果、数時間後や翌日に症状が現れる場合があります。
肩に違和感がある場合は、「そのうち治るだろう」と自己判断せず、できるだけ早めに整形外科を受診することが大切です。
レントゲンやMRIで異常なしと言われても肩が痛い理由
交通事故後に検査を受け、「骨には異常ありません」と言われたにもかかわらず、肩の痛みが続くことがあります。
これは珍しいことではありません。
レントゲンは骨折や脱臼の確認には適していますが、筋肉や靭帯などの軟部組織は詳しく確認できません。
また、MRIでも小さな筋肉や靭帯の損傷、炎症などが画像では分かりにくい場合があります。
そのため、検査で異常が見つからなくても痛みや動かしにくさが続くことがあります。
詳しくは、こちらの記事で解説しています。
詳しくはこちら▶ MRIで異常なしと言われたのに首が痛い原因とは?
肩の痛みを放置するリスク
肩の痛みが軽いからといって放置してしまうと、回復までに時間がかかることがあります。
交通事故後は炎症が続いている状態であることも多く、無理に肩を動かしたり、痛みを我慢したりすると症状が悪化する可能性があります。
肩の動きが悪くなることがある
痛みを避けようとして肩を動かさなくなると、関節や筋肉が硬くなり、肩の可動域が狭くなることがあります。
日常生活では、洗濯物を干す・高い場所の物を取る・洋服を着替えるなどの動作が難しくなることもあります。
首や背中にも負担が広がる
肩をかばう動きが続くと、首や背中の筋肉にも負担がかかります。
その結果、首の痛み・肩こり・頭痛・背中の痛みなど、新たな症状につながることもあります。
保険会社へ説明しにくくなることもある
痛みがあるにもかかわらず受診が遅れたり、自己判断で通院を中断したりすると、交通事故との関係を説明しにくくなる場合があります。
事故後に違和感がある場合は、早めに医療機関を受診し、経過を記録しておくことが大切です。
整形外科を受診するタイミング
交通事故後は、肩の痛みが軽くても早めに整形外科を受診しましょう。
特に次のような症状がある場合は、できるだけ早い受診をおすすめします。
・肩を動かすと強い痛みがある
・腕が上がらない
・肩が腫れている
・腕や手にしびれがある
・夜も痛みで眠れない
また、強い痛みだけでなく、違和感程度でも事故との関係を確認するため、事故後できるだけ早く受診することが重要です。
整形外科と整骨院は併用できる?
交通事故後の肩の痛みでは、整形外科で診察や検査を受けながら、整骨院を併用するケースもあります。
整形外科では診断や画像検査、経過観察などが行われ、整骨院では手技療法や物理療法などが行われることがあります。
事故の状況や保険の取り扱いによって通院方法は異なるため、医師や保険会社へ確認しながら進めることが大切です。
整形外科と整骨院の併用については、こちらの記事で詳しく解説しています。
詳しくはこちら▶ 交通事故で整形外科と整骨院は併用できる?
よくある質問
Q. 交通事故後の肩の痛みは自然に治りますか?
軽い打撲などであれば自然に改善することもありますが、交通事故による肩の痛みは筋肉や靭帯、関節などに負担がかかっている場合があります。
痛みや動かしにくさが続く場合は、自己判断で様子を見るのではなく、早めに整形外科を受診しましょう。
Q. 事故直後は痛くなかったのに翌日から肩が痛くなりました。事故が原因ですか?
交通事故では、事故直後ではなく翌日や数日後に肩の痛みが現れることは珍しくありません。
事故による炎症が時間の経過とともに強くなることもあるため、違和感がある場合は早めに医療機関を受診することをおすすめします。
Q. レントゲンで異常がないと言われましたが肩が痛いです。
レントゲンは骨折などの確認には適していますが、筋肉や靭帯などの軟部組織の損傷は写らないことがあります。
そのため、画像検査で異常が見つからなくても肩の痛みが続く場合があります。
症状が続く場合は、医師へ相談しながら治療を続けましょう。
Q. 肩の痛みだけでも整形外科を受診した方がいいですか?
はい。
肩の痛みが軽くても、事故との関係を確認するためには早めの受診が大切です。
受診が遅れると、交通事故との因果関係を説明しにくくなる場合があります。
Q. 整形外科と整骨院は一緒に通えますか?
事故の状況や保険会社との手続きによっては、整形外科と整骨院を併用することがあります。
まずは整形外科で診察を受け、その後の通院方法について医師や保険会社へ確認しながら進めましょう。
Q. 肩の痛みと一緒に腕や手がしびれる場合はどうすればいいですか?
肩だけでなく腕や手にしびれがある場合は、神経が関係している可能性があります。
症状が強い場合や悪化している場合は、早めに医療機関を受診してください。
交通事故後の肩の痛みでお困りの方へ
交通事故による肩の痛みは、日常生活に大きな影響を与えることがあります。
「肩が上がらず洗濯物を干せない」
「腕を動かすと痛くて仕事に支障がある」
「肩こりだと思っていたら事故が原因だった」
このようなお悩みを抱えている方も少なくありません。
鍼灸整骨院かまたきでは、交通事故による肩・首・腰などの症状について、整形外科との併用方法や通院に関する一般的な流れをご案内しています。
交通事故後の肩の痛みでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
なお、後遺障害認定や示談、損害賠償など法律上の判断については、交通事故に詳しい弁護士などの専門家へご相談ください。


監修者
柔道整復師・鍼灸師
鍼灸整骨院かまたき
交通事故による首・腰の痛み、むちうちなどの施術を行っています。
整形外科との併用や保険会社とのやり取りについてもご相談いただけます。
