事故直後のむちうち|絶対にやるべき対処法と早期改善のポイント

交通事故に遭った直後は、首や腰に強い衝撃を受けていても、すぐには痛みを感じないことがあります。

事故直後は緊張や興奮が強く、警察への説明や相手とのやり取りに意識が向いているため、身体の異変に気づきにくくなることがあるからです。

その場では「大丈夫」と思っていても、数時間後や翌日以降に次のような症状が現れることがあります。

・首の痛みや動かしにくさ
・肩や背中の張り
・頭痛
・めまい
・吐き気
・腰の痛み
・手や腕のしびれ
・身体のだるさ
・集中しにくい
・眠りにくい

事故後の首の痛みやこわばりなどは、一般に「むちうち」と呼ばれます。

むちうちは、車の衝突などによって首が急激に前後へ動かされ、首周辺の筋肉、靱帯、関節などに負担がかかることで起こると考えられています。

症状が軽いからと放置したり、自己流で強く揉んだりすると、痛みが悪化する可能性があります。

一方で、「むちうちは絶対に2〜3日動いてはいけない」と考え、必要以上に安静を続けることも勧められません。

事故直後は、まず骨折や脱臼、頭部外傷、神経の損傷などがないか医療機関で確認し、その結果と症状に合わせて適切に身体を動かしていくことが重要です。

この記事では、交通事故直後に行うべき対応、むちうちで医療機関を受診する理由、安静や冷却の考え方、整骨院へ通うタイミングについて解説します。

交通事故直後は痛みがなくても注意が必要

交通事故直後に痛みがないからといって、身体に問題がないとは限りません。

むちうちの症状は、事故直後ではなく、数時間後や翌日以降に現れることがあります。

特に追突事故では、身体がシートベルトで固定された状態で頭部が前後へ振られ、首の筋肉や靱帯などへ大きな負担がかかることがあります。

事故直後には確認できなかった症状が、時間の経過とともに明確になることもあります。

むちうちで現れることがある症状

むちうちでは、首の痛みだけでなく、さまざまな症状が現れる可能性があります。

主な症状には次のようなものがあります。

・首の痛み
・首が回らない
・肩こりのような重さ
・背中の痛み
・頭痛
・めまい
・吐き気
・耳鳴り
・腕や手のしびれ
・力が入りにくい
・疲れやすい
・集中力の低下
・睡眠の乱れ

むちうちでは、首の痛みやこわばりだけでなく、めまい、頭痛、睡眠の問題などが生じることもあります。

ただし、これらの症状がすべてむちうちによるものとは限りません。

頭部外傷、脳や神経の異常、骨折、椎間板の損傷などが隠れている可能性もあるため、交通事故後に症状がある場合は医療機関で確認する必要があります。

事故直後に必ず行いたい対処法

1.警察へ事故を届け出る

事故の相手が「大丈夫です」「警察は呼ばなくてよいです」と話していても、交通事故が発生した場合は警察へ報告してください。

警察へ届け出ていないと、交通事故証明書を取得できず、保険会社への請求や通院手続きが難しくなる可能性があります。

身体に痛みがない場合でも、その場で事故を終わらせず、正式な事故記録を残しておくことが重要です。

2.身体の状態を確認する

事故現場では、首だけでなく全身の状態を確認します。

次の症状がないか確認してください。

・頭をぶつけていないか
・意識がもうろうとしていないか
・激しい頭痛がないか
・吐き気や嘔吐がないか
・胸や腹部に痛みがないか
・手足のしびれや麻痺がないか
・呼吸が苦しくないか
・立ったり歩いたりできるか

強い首の痛み、しびれ、脱力、歩行障害、呼吸困難などがある場合は、脊髄や神経の損傷が隠れている可能性があります。事故後にこれらの症状がある場合は、速やかな救急受診が必要です。

3.必要に応じて救急車を呼ぶ

次のような状態がある場合は、自分で運転して病院へ行かず、119番へ連絡してください。

・意識を失った
・会話がかみ合わない
・激しい、または悪化する頭痛がある
・繰り返し吐いている
・けいれんしている
・手足に力が入らない
・手足の感覚が鈍い
・真っすぐ歩けない
・呼吸が苦しい
・首や背中に非常に強い痛みがある

意識障害、悪化する頭痛、繰り返す嘔吐、けいれん、手足のしびれや脱力などは、頭部外傷で緊急受診が必要となる可能性がある症状です。

4.事故現場の状況を記録する

安全を確保したうえで、次の内容を写真や動画で残します。

・自分と相手の車両全体
・車の損傷箇所
・車両の停止位置
・道路や交差点の形状
・信号や標識
・路面状況
・相手車両のナンバー
・ドライブレコーダー映像
・目撃者の連絡先

事故の衝撃方向や車両の損傷状況は、医療機関や保険会社へ事故状況を説明するときにも役立つことがあります。

5.保険会社へ連絡する

警察への届出後は、できるだけ早く自分の保険会社へ事故を報告します。

この時点では、保険を使うかどうかを決める必要がないこともあります。

次の内容を伝えてください。

・事故の日時と場所
・事故の状況
・相手の情報
・警察への届出状況
・ケガや痛みの有無
・医療機関を受診する予定
・車両の損傷状況

保険会社から、受診方法や必要書類、相手側保険会社との連絡方法について案内を受けます。

6.医療機関を受診する

事故後に少しでも痛みや違和感がある場合は、できるだけ早めに医療機関を受診してください。

「そのうち治るだろう」

「仕事が忙しい」

「首が少し重いだけ」

このように考えて受診を遅らせると、事故と症状の関係を説明しにくくなる可能性があります。

受診時には、痛みが強い場所だけでなく、事故前と比べて少しでも異なる症状を医師へ伝えましょう。

医師へ伝えたい内容

診察では、次の内容を具体的に伝えます。

・事故が起きた日時
・追突、正面衝突、側面衝突などの事故状況
・どの方向から衝撃を受けたか
・頭をぶつけたか
・事故直後の症状
・現在の症状
・痛みやしびれの場所
・症状が始まった時刻
・時間の経過で症状が変化しているか
・事故前にはなかった症状か

「何となく重い」「少し気持ち悪い」「いつもより首を動かしにくい」などの軽い違和感も伝えてください。

ただし、診断書に特定の病名や症状を書くよう強く求めるのではなく、実際に感じている症状を正確に説明し、診断は医師に任せます。

むちうちはレントゲンに映らない?

「むちうちはレントゲンに映らない」と説明されることがありますが、正確には、すべてのむちうち症状の原因がレントゲンだけで確認できるわけではないという意味です。

レントゲンは、主に次のような異常の確認に使われます。

・骨折
・脱臼
・骨の配列
・骨の変形
・事故前からある可能性のある変化

筋肉、靱帯、椎間板、神経などの状態は、レントゲンでは十分に確認できない場合があります。

しびれ、脱力、感覚異常などの神経症状がある場合や、医師が必要と判断した場合には、CTやMRIなどの検査が検討されます。神経症状がある首の痛みでは、MRIやCTが必要になることがあります。

ただし、MRIを撮れば必ず痛みの原因が分かるわけではありません。

画像検査に明確な異常がなくても、首の痛み、動かしにくさ、頭痛などが生じることはあります。

画像検査だけでなく、事故状況、症状、首の可動域、筋力、反射、感覚などを総合して判断されます。

「異常なし」と言われたら治療できない?

画像検査で骨折や脱臼などが確認されず、「大きな異常はありません」と説明されることがあります。

これは、身体にまったく症状がないという意味とは限りません。

医師が画像検査、診察、症状などを総合して、頚椎捻挫や外傷性頚部症候群などと診断することがあります。

痛みや違和感がある場合は、次のように具体的に伝えましょう。

・右を向くと首が痛い
・上を向きにくい
・夕方になると頭痛が出る
・肩から腕にかけて重い
・指先がしびれる
・事故後から眠りにくい
・座っていると症状が強くなる

症状を我慢したり、「これくらいなら言わなくてもよい」と考えたりせず、日常生活で困っていることを正確に伝えることが大切です。

事故後は2〜3日絶対に安静にするべき?

事故後の首が痛いからといって、全員が一律に2〜3日間まったく動かずに過ごす必要はありません。

事故直後は無理な運動や重労働を避け、痛みの強い動作を控えることは大切です。

一方、骨折や神経損傷などがなく、医師から安静の指示が出ていない場合は、痛みの許す範囲で日常生活を続けることが一般的に勧められています。

むちうちでは、長期間首を動かさずに休ませたり、自己判断で首のカラーを使用したりすることは、回復を遅らせる可能性があります。NHSも、長期間首を休ませず、可能な範囲で日常生活を続けるよう案内しています。

事故直後に控えたい行動

事故直後や医療機関を受診する前は、次の行動を避けてください。

・首を強く回す
・痛みを確かめるため何度も動かす
・強く揉む
・首をひねる施術を受ける
・自己流で強いストレッチをする
・痛みを我慢して運動する
・重い物を持つ
・長時間同じ姿勢を続ける
・痛み止めを過量に服用する
・首が十分動かない状態で運転する

自己流のマッサージやストレッチがすべて禁止というわけではありませんが、骨折や神経の損傷などを除外する前に強く動かすことは避けるべきです。

医療機関で身体の状態を確認し、専門家から指示された範囲で行いましょう。

できる範囲で日常生活を続ける

医師から特別な安静指示を受けていない場合は、痛みを大きく悪化させない範囲で、少しずつ普段の生活へ戻していきます。

例えば、次のような行動です。

・家の中を短時間歩く
・痛みの少ない範囲で首を動かす
・同じ姿勢を続けない
・こまめに姿勢を変える
・仕事量を一時的に調整する
・痛みが強くならない範囲で家事を行う

「少し痛むからまったく動かない」のではなく、症状を確認しながら活動量を調整します。

痛みを我慢して無理に動かす必要はありません。

活動後に強く痛みが増す場合は、動作量を減らし、医師や施術者へ相談してください。

冷やすべき?温めるべき?

事故直後に痛みや腫れがある場合、冷却によって一時的に痛みが軽くなることがあります。

一方で、筋肉のこわばりが強い場合は、温めた方が楽に感じる人もいます。

首の痛みに対しては、冷却と温熱のどちらも一時的な症状緩和に使われることがあります。

そのため、「事故後は必ず冷やす」「絶対に温めてはいけない」と一律に決める必要はありません。

冷やす場合の注意点

冷却する場合は、次の点に注意してください。

・保冷剤や氷を直接皮膚へ当てない
・薄いタオルなどで包む
・1回10〜15分程度を目安にする
・感覚が鈍い場所へ使用しない
・皮膚に傷がある場所へ使用しない
・冷却中に眠らない
・痛みが増す場合は中止する

冷却や温熱は、皮膚へ直接当てず、感覚低下や血流障害がある場所には使用しないよう注意が必要です。

入浴は避けた方がよい?

事故後は必ず数日間入浴禁止、というわけではありません。

ただし、事故当日は次の点に注意してください。

・めまいやふらつきがある
・吐き気がある
・頭を打っている
・強い痛みがある
・医師から入浴を止められている
・一人での入浴が不安

このような場合は、湯船へ入ることで転倒したり、症状の変化に気づきにくくなったりする可能性があります。

まず医療機関を受診し、入浴について医師へ確認してください。

入浴後に痛みが強くなる場合は、無理に湯船へ入らず、短時間のシャワーなどへ変更します。

飲酒は控える

事故後は、少なくとも身体の状態が確認できるまでは飲酒を控えてください。

飲酒によって次の問題が起こる可能性があります。

・痛みやしびれの変化に気づきにくい
・めまいやふらつきが強くなる
・頭部外傷の症状を判断しにくい
・薬との相互作用が起こる
・転倒しやすくなる
・睡眠の質が低下する

鎮痛薬や筋肉の緊張を和らげる薬などを処方されている場合は、飲酒してよいか医師や薬剤師へ確認してください。

痛み止めは使用してよい?

医師や薬剤師から案内された鎮痛薬は、用法・用量を守って使用します。

痛みを我慢しすぎると、首を動かせなくなり、睡眠や日常生活へ影響することがあります。

一方で、鎮痛薬を飲んで痛みが軽くなったからといって、重労働や激しい運動をしてよいわけではありません。

薬の使用に注意が必要な人もいます。

・胃潰瘍がある
・腎臓病がある
・喘息がある
・妊娠中である
・ほかの薬を服用している
・血液を固まりにくくする薬を飲んでいる

市販薬を使用する場合も、薬剤師へ相談してください。

首のカラーは使った方がよい?

自己判断で首を固定するカラーを長期間使用することは、一般的には勧められていません。

長期間固定すると、首の筋肉が弱くなったり、動かすことへの不安が強くなったりする可能性があります。

NHSでは、むちうちに対して首のカラーを使用せず、長期間首を休ませないよう案内しています。

ただし、骨折や不安定性などが疑われる場合は、医師の判断で固定が必要になることがあります。

首のカラーは、医師から指示された場合に限り、指示された期間と方法で使用してください。

整骨院へ通う前に医療機関を受診する

交通事故後に首や腰の痛みがある場合は、まず整形外科などの医療機関を受診してください。

整骨院では、レントゲン、CT、MRIなどの画像検査や、医師による診断書の作成はできません。

先に医療機関を受診することで、次の確認ができます。

・骨折や脱臼の有無
・神経症状の有無
・頭部や脊髄の異常
・治療や投薬の必要性
・施術を受けてもよい状態か
・診断書の必要性

整骨院への通院を希望する場合は、医師と保険会社へ相談し、整形外科での診察を継続しながら併用することが大切です。

整骨院は事故直後から通える?

医療機関で骨折や重大な神経損傷などがないことを確認し、施術を受けても問題ないと判断された場合は、事故後早い段階から整骨院へ相談できることがあります。

ただし、「早く施術すれば必ず早く治る」「事故直後から強く揉めば回復する」というものではありません。

事故直後は痛みの程度や身体の状態に応じて、刺激量を慎重に調整する必要があります。

強く揉む、首を急激にひねる、痛みを我慢させてストレッチするなどの施術は避けるべきです。

マイクロカレントとは?

マイクロカレントは、非常に弱い電流を利用する電気施術の一つです。

一般的な低周波機器と比べて刺激を感じにくいことがあります。

整骨院などで、痛みや身体の状態に合わせた補助的な施術として使われることがあります。

ただし、マイクロカレントを使用すれば、むちうちが必ず早く改善する、組織が確実に修復される、後遺症を防げると断定することはできません。

電気刺激を含む非薬物療法は、痛みへの対応として使われることがありますが、実施するかどうかは症状、医療機関での診断、本人の状態などを考慮して判断します。

次のような場合は、使用前に医師へ確認してください。

・ペースメーカーなどの医療機器を使用している
・妊娠中である
・感覚が低下している
・皮膚に傷や感染がある
・けいれん発作の既往がある
・重大な心疾患がある

骨格のズレを戻せばむちうちは早く治る?

「交通事故で骨格がずれたため、元に戻せば早く治る」という説明には注意が必要です。

むちうちの症状は、筋肉、靱帯、関節、神経、痛みへの不安、睡眠状態など、複数の要素が関係している可能性があります。

すべてのむちうちが、目で確認できない骨格のズレによって起きているとは限りません。

また、事故直後に首を強くひねったり、急激な矯正を行ったりすることは、身体へ負担をかける可能性があります。

施術では、医療機関の診断内容と症状を確認しながら、痛みを悪化させない方法を選択することが大切です。

むちうちを長引かせないためのポイント

早めに医療機関を受診する

痛みや違和感がある場合は、事故後できるだけ早く医療機関を受診します。

早期受診は、重大な損傷を見逃さないためだけでなく、事故後の症状を記録するうえでも重要です。

症状を具体的に伝える

診察では「首が痛い」だけでなく、どの動作で、どこが、どのように痛むのかを伝えます。

症状の変化をメモしておくと説明しやすくなります。

必要以上に安静を続けない

重大な損傷が除外されている場合は、痛みの許す範囲で日常生活や軽い動きを続けます。

長期間の安静や首の固定は避けます。

痛みを我慢して無理に動かさない

身体を動かすことは大切ですが、強い痛みを我慢する必要はありません。

少し動かしただけで症状が大きく悪化する場合は、医師へ相談してください。

自己流の強いマッサージを避ける

事故直後は、身体の状態が確認できるまで強いマッサージや矯正を避けます。

施術や運動は、医療機関の診断を確認し、専門家の指導のもとで行いましょう。

定期的に医療機関を受診する

整骨院へ通っている場合でも、症状の経過確認や診断、薬の処方、必要な検査は医療機関で行います。

症状が改善しない、悪化している、しびれが出た場合は、早めに医師へ相談してください。

睡眠と生活リズムを整える

痛みがあると睡眠が浅くなり、身体の負担が増えることがあります。

・就寝時間を一定にする
・痛みの少ない枕の高さを探す
・長時間スマートフォンを見ない
・寝る前の飲酒を避ける
・痛みで眠れない場合は医師へ相談する

無理に高い枕や特殊な枕を購入する必要はありません。

仰向けや横向きなど、自分が楽に感じる姿勢を選びます。

仕事や家事を調整する

事故直後から無理に通常どおり働くと、痛みが悪化することがあります。

次のような調整を検討してください。

・重い物を持たない
・長時間の運転を避ける
・デスクワークではこまめに姿勢を変える
・休憩時間を増やす
・勤務時間を一時的に短くする
・家族へ家事を頼む

仕事を休む必要がある場合は、医師へ相談し、勤務先や保険会社へ必要書類を確認してください。

すぐに再受診した方がよい症状

次の症状がある場合は、むちうちだけだと自己判断せず、早めに医療機関へ連絡してください。

・痛みが急激に強くなった
・手足のしびれが強くなった
・手や腕に力が入らない
・歩きにくい
・物を落とすようになった
・強い頭痛がある
・繰り返し吐く
・意識がぼんやりする
・物が二重に見える
・ろれつが回らない
・飲み込みにくい
・呼吸が苦しい
・排尿や排便がうまくできない

外傷後の首の痛みに加えて、しびれ、脱力、歩行障害、呼吸障害などがある場合は、重大な神経損傷の可能性があるため、速やかな評価が必要です。

よくある質問

事故直後に痛みがなくても病院へ行くべきですか?

事故後に少しでも違和感がある場合は、早めに医療機関を受診してください。事故直後には痛みを感じにくく、数時間後や翌日以降に症状が現れることがあります。

むちうちは何科を受診すればよいですか?

一般的には整形外科を受診します。頭を打った、吐き気や意識障害がある場合は、救急科や脳神経外科などでの確認が必要になることがあります。

むちうちはレントゲンに映らないのですか?

レントゲンでは、主に骨折や脱臼などを確認します。筋肉、靱帯、椎間板、神経などは十分に確認できない場合があり、症状によってCTやMRIが検討されます。

レントゲンで異常なしならケガはないのですか?

骨折や脱臼が確認されなかったという意味であり、痛みや筋肉・靱帯などの問題がないとは限りません。症状と診察所見を含めて医師が判断します。

医師へ何を伝えればよいですか?

事故状況、衝撃を受けた方向、痛みやしびれの場所、症状が始まった時刻、日常生活で困っている動作などを具体的に伝えてください。

診断書へ症状を書いてもらうよう頼むべきですか?

実際に感じている症状を正確に伝えることが大切です。診断名や診断書の内容は、診察結果に基づいて医師が判断します。

むちうちは2〜3日安静にするべきですか?

重大な損傷がある場合を除き、全員が一律に2〜3日間まったく動かない必要はありません。医師の指示に従い、痛みの許す範囲で日常生活を続けます。

首が痛くても動かした方がよいですか?

骨折や神経損傷などがないことを確認したうえで、痛みの許す範囲で少しずつ動かすことが一般的に勧められています。強い痛みを我慢して動かす必要はありません。

首のカラーをつけた方がよいですか?

自己判断で長期間使用することは一般的に勧められていません。固定が必要かどうかは医師が判断します。

事故直後は冷やした方がよいですか?

冷やすことで一時的に痛みが軽くなることがあります。タオルで包み、10〜15分程度を目安に使用し、痛みが増す場合は中止してください。

温めてはいけませんか?

温めた方が筋肉のこわばりが楽になる人もいます。必ず冷やす、必ず温めないという決まりはありません。症状や医師の指示に合わせて選びます。

事故当日は入浴してもよいですか?

めまい、吐き気、強い痛み、頭部打撲などがある場合は、入浴前に医師へ確認してください。症状がある場合は、短時間のシャワーにするなど無理を避けます。

事故後にお酒を飲んでもよいですか?

身体の状態を確認できるまでは控えてください。飲酒により痛みや頭部外傷の症状に気づきにくくなったり、薬との相互作用が起きたりする可能性があります。

自己流でストレッチしてもよいですか?

医療機関で重大な損傷がないことを確認する前に、強く首をひねったり伸ばしたりするのは避けてください。運動は医師や専門家の指導を受けて行いましょう。

首を揉んでもよいですか?

事故直後に強く揉むと、痛みが悪化する可能性があります。まず医療機関で状態を確認し、施術を受ける場合も刺激量を調整してもらいましょう。

整骨院は事故直後から通えますか?

まず医療機関で骨折や重大な神経損傷などがないか確認してください。その後、医師や保険会社へ相談し、整形外科での診察を続けながら整骨院を併用する方法があります。

整骨院だけに通ってもよいですか?

診断、画像検査、薬の処方、診断書の作成は医療機関で行います。整骨院へ通う場合も、定期的に整形外科などを受診して症状の経過を確認することが大切です。

マイクロカレントでむちうちは早く治りますか?

痛みへの補助的な施術として使用されることがありますが、使用すれば必ず早く治る、後遺症を防げるとは断定できません。身体の状態に応じて使用を判断します。

骨格のズレを戻せば治りますか?

むちうちの症状には筋肉、靱帯、関節、神経など複数の要素が関係します。すべての症状が骨格のズレだけで起きているとは限りません。

痛み止めを飲んでもよいですか?

医師や薬剤師の指示に従い、用法・用量を守って使用してください。持病やほかの薬がある場合は、自己判断で服用せず相談しましょう。

痛みが軽くても仕事を休むべきですか?

必ず休む必要があるとは限りませんが、症状に合わせて勤務時間や作業内容を調整します。重労働や長時間の運転などは一時的に避けることがあります。

事故後に運転してもよいですか?

首を十分に動かせない、めまいがある、眠気の出る薬を飲んでいる場合は運転を避けてください。安全確認ができない状態での運転は危険です。

どのくらいで治りますか?

症状の程度や年齢、事故状況などによって異なります。早い段階で軽くなる人もいれば、症状が長く続く人もいます。改善しない場合は医師へ相談してください。

症状が悪化したらどうすればよいですか?

痛みの急激な悪化、強いしびれ、脱力、歩行障害、激しい頭痛、嘔吐、意識の変化などがある場合は、速やかに医療機関を受診してください。

交通事故後のむちうちでお悩みの方へ

交通事故直後は痛みが軽くても、翌日以降に首や肩、背中、腰などの症状が強くなることがあります。

鍼灸整骨院かまたきでは、千葉市で交通事故後のむちうちや首・腰の痛みについて相談を受け付けています。

まず整形外科などで診断を受けていただき、診断内容や現在の症状を確認したうえで、身体に負担をかけない施術方法をご案内します。

整形外科との併用や保険会社への連絡について分からないことがある場合も、ご相談ください。

ただし、次の症状がある場合は、整骨院ではなく救急医療機関を優先してください。

・意識がおかしい
・激しい頭痛がある
・繰り返し吐いている
・手足に力が入らない
・歩けない
・呼吸が苦しい
・強いしびれや麻痺がある

まとめ

交通事故によるむちうちは、事故直後に痛みがなくても、数時間後や翌日以降に症状が現れることがあります。

事故に遭ったら、まず次の対応を行ってください。

・警察へ事故を届け出る
・負傷者の状態を確認する
・必要に応じて救急車を呼ぶ
・事故現場を記録する
・保険会社へ連絡する
・痛みや違和感があれば医療機関を受診する

レントゲンで大きな異常が確認されなくても、首の痛みや動かしにくさなどが生じることがあります。

症状を我慢せず、事故状況や身体の変化を具体的に医師へ伝えましょう。

また、事故後は無理な運動や強いマッサージを避ける必要がありますが、重大な損傷が除外されている場合、長期間まったく動かずに過ごすことも勧められません。

医師の指示に従い、痛みの許す範囲で少しずつ日常生活へ戻していくことが大切です。

早く改善したいからといって自己流で首を強く動かしたり、無理な矯正を受けたりせず、医療機関と専門家へ相談しながら安全に対応しましょう。

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