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違反切符は無視するな!赤切符と青切符では処分が違う

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自動車を運転していて交通違反をしたとき、警察に見つかると赤切符や青切符を切られます。

赤切符と青切符は、紙の色が違うだけでなく、法的に重要な違いがあります。

赤切符とは?

赤切符は比較的重い交通違反があった場合に交付されるもので、正式名称は「告知票・免許証保管証」といいます。交通違反の内容を違反者に告知するための切符です。

対象となる交通違反

赤切符の対象となるのは、基本的に違反点数が6点以上となる重い交通違反です。主に、以下のような違反行為が該当します。

  • 30km/h以上(高速道路では40km/h以上)の速度違反
  • 無免許運転
  • 飲酒運転
  • ひき逃げ(救護義務違反)

処分の内容

赤切符を切られたら、行政処分と刑事処分つの対象となります。

行政処分

交通違反における行政処分とは、免許停止や免許取消しといった処分のことです。累積の違反点数に応じて、免許停止か免許取消しかが決められます。

赤切符は基本的に違反点数6点以上の違反行為を対象としているので、一発で免許停止処分となります。

違反の内容や、過去の違反歴によっては、免許取消し処分を受けることもあります。

刑事処分

道路交通法違反には罰則があり、赤切符を切られた場合にはその罰則が適用されることになります。つまり、刑罰を受けて前科が付いてしまうということです。

主な違反行為に対する刑罰は、以下のように定められています。

  • 30km/h以上(高速道路では40km/h以上)の速度違反…6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金
  • 無免許運転…3年以下の懲役または50万円以下の罰金
  • 飲酒運転…5年以下の懲役または100万円以下の罰金
  • ひき逃げ(救護義務違反)…1年以下の懲役または10万円以下の罰金

赤切符を切られた後の手続きの流れ

行政処分と刑事処分に分けて、手続きの流れをご説明します。

行政処分の手続きの流れ

赤切符を受け取った時点で違反点数が付加されます。場合によっては、その場で免許証を警察が預かることもあります。

免許停止処分の対象となる場合
後日、警察から免許停止処分者講習の通知書が送られてきます。指定された日時・場所に出頭すると、正式に免許停止処分が決まります。ただし、所定の講習を受ければ停止期間は短縮されます。

免許取消し処分の対象となる場合
後日、警察から意見聴取の手続きに呼び出されます。違反者はこの手続きにおいて意見を述べることができますが、通常はそのまま免許取消し処分が決定されます。

なお、免許証を警察に預かられた場合でも、正式に処分の決定を受けるまでは赤切符が免許証の代わりとして認められますので、車を運転することはできます。

刑事処分

多くの場合は、警察から簡単な事情聴取を受けた後、即決裁判の期日を指定されます。指定された日時に裁判所に出頭すると、そこでまずは検察官から簡単な事情聴取を受けます。それから裁判所で書類のみによる裁判が行われ、即日、罰金刑が言い渡されます。

違反の内容がある程度重い場合
検察庁に呼び出され、本格的な取り調べを受けることもあります。この場合も、多くのケースでは略式起訴され、裁判所で書類のみの裁判が行われた上で罰金刑が言い渡されます。

違反行為が悪質な場合や前科がある場合
正式起訴され、公開の法廷で刑事裁判を受け、判決で刑罰を言い渡されることになります。正式裁判では懲役刑を受ける可能性もありますが、初犯の場合は執行猶予が付くことが多く、その場合はただちに刑に服することはありません。

ただし、事情によっては不起訴(起訴猶予)処分となり、罪に問われない可能性もあります。

違反を認めない場合は、正式な刑事裁判で事実関係や刑の重さなどを争うことになります。

青切符とは?

青切符は比較的軽い交通違反があった場合に交付されるもので、正式名称は「交通反則通告書・免許証保管証」といいます。

交通違反をした以上、本来は刑事処分の対象となりますが、軽微な違反行為は「反則行為」に指定されており、一定期間内に反則金を納めれば刑事責任が免除されます。この制度を交通反則通告制度と言います。

対象となる交通違反

青切符の対象となるのは、基本的に違反点数が6点未満の比較的軽い交通違反です。主に、以下のような違反行為が該当します。

  • 30km/h未満(高速道路では40km/h未満)の速度違反
  • 携帯電話の使用
  • 信号(赤色)無視
  • 一時停止義務違反

処分の内容

青切符で付加される違反点数は6点未満ですので、過去の累積点数がなければ免許停止処分や免許取消し処分を受けることはありません。

ただ、青切符を切られた場合には反則金を納める必要があります。反則金の額は違反行為ごとに決められており、例を挙げると以下のとおりです(普通車の場合)。

  • 25km/h以上30km/h未満の速度違反:1万8,000円
  • 携帯電話の使用:1万8,000円
  • 信号(赤色)無視:9,000円
  • 一時停止義務違反:7,000円

反則金を納付するかどうかは任意ですが、納付しない場合は原則に戻り、刑事処分の対象となります。

事情によっては不起訴(起訴猶予)処分となることもありますが、罪を認めない場合は警察や検察が厳しく追及してくるため、注意が必要です。

青切符を切られた後の手続きの流れ

警察から青切符と一緒に反則金の納付書が交付されますので、それを持って銀行等で所定の反則金を納付すれば、基本的に手続きは完了です。

ただし、過去の違反点数と合わせた累積点数が6点以上となった場合は、免許停止処分または免許取消し処分の対象となるため、警察から通知が送られてきます。

青切符は無視しても大丈夫?

「青切符を切られても反則金の支払いは拒否しても大丈夫」という話を聞いたことがある人もいるかもしれません。

しかし、青切符を無視すると刑事処分の対象となるので注意が必要です。近年では警察も反則金未納者の検挙に力を入れています。警察からの通告を無視していると突然逮捕されることもあるので、反則金は期限までに納付した方がよいでしょう。

ただし、違反を認めたくない場合は、青切符の場合でも刑事裁判で事実関係や刑の重さを争うことができます。

とはいえ、刑事裁判で無罪を勝ち取ることは非常に難しいと言われているので、弁護士にご相談の上で対応を検討されることをお勧めします。

まとめ

赤切符を切られると、基本的に一発で免許停止または免許取消しとなる上に、刑罰により前科が付く可能性が高い

青切符の場合は反則金さえ納めれば大きな問題にはならないことが多いが、場合によっては免許停止・免許取消しや前科が付くこともある

赤切符も青切符も、受け取った後は無視することなく適切に対応する必要があります。もし、警察の判断に納得できない場合は、弁護士に相談して対応した方がよいでしょう。