車のナンバープレートの意味とは?色・数字・ひらがな・3ナンバーと5ナンバーの違いを解説

車のナンバープレートを見ると、「3ナンバーと5ナンバーは何が違うの?」「『わ』ナンバーはレンタカー?」「緑色や黒色のナンバーにはどんな意味がある?」「好きな数字を選ぶことはできる?」など、意外と分からないことが多いのではないでしょうか。

日本のナンバープレートには、地域名、分類番号、ひらがな・文字、一連指定番号が表示されており、それぞれに意味があります。さらに、ナンバープレートの色を見ることで、自家用車、事業用車、軽自動車などを判別できる場合があります。

この記事では、車のナンバープレートの見方、3ナンバーと5ナンバーの違い、色やひらがなの意味、希望ナンバー、ご当地ナンバー、図柄入りナンバー、紛失・破損した場合の再交付まで詳しく解説します。

目次

車のナンバープレートには何が書かれている?

一般的な登録自動車のナンバープレートは、「地域名」「分類番号」「ひらがな・文字」「一連指定番号」の4つの情報で構成されています。

例えば、「千葉 330 さ 12-34」というナンバープレートがある場合、「千葉」は地域名、「330」は分類番号、「さ」は自動車の用途などを示す文字、「12-34」は一連指定番号です。

普段何気なく見ているナンバープレートですが、それぞれの文字や数字を見ることで、車両の種類や用途などをある程度判断できます。

ナンバープレートの地域名は何を意味する?

ナンバープレート上部に表示されている「千葉」「習志野」「品川」「横浜」「大阪」などは、車両の使用の本拠を管轄する運輸支局や自動車検査登録事務所、または地域を表しています。

以前は主に運輸支局などの名称が使われていましたが、現在は地域振興や観光PRなどを目的とした「ご当地ナンバー」も導入されています。

そのため、ナンバープレートの地域名を見ると、その車がどの地域を使用の本拠として登録されているのかをある程度知ることができます。ただし、現在その地域を走っているからといって、所有者が今も同じ場所に住んでいるとは限りません。

ご当地ナンバーとは?

ご当地ナンバーとは、通常の運輸支局などの名称とは異なる地域名をナンバープレートに表示できる制度です。地域の知名度向上や観光振興などを目的として導入されています。

さらに現在では、地域独自の風景や観光資源などをデザインした「地方版図柄入りナンバープレート」もあります。

通常の白や黄色を基調としたナンバープレートとは印象が大きく異なるため、街中で特徴的なデザインのナンバーを見かけたことがある方も多いでしょう。

3ナンバー・5ナンバーとは?

一般的に「3ナンバー」「5ナンバー」と呼ばれているものは、ナンバープレート上部にある分類番号の先頭数字から付けられた呼び方です。

代表的な分類では、1ナンバーは普通貨物自動車、2ナンバーは乗車定員11人以上の乗合自動車、3ナンバーは普通乗用自動車、4・6ナンバーは小型貨物自動車、5・7ナンバーは小型乗用自動車、8ナンバーは特種用途自動車、9ナンバーは大型特殊自動車などを表します。

つまり、分類番号を見ることで、その車がどのような種類に分類されているのかをある程度判断できます。

3ナンバーと5ナンバーの違い

一般の乗用車で特によく耳にするのが「3ナンバー」と「5ナンバー」です。

3ナンバーは普通乗用自動車、5ナンバーや7ナンバーは小型乗用自動車に分類されます。

そのため、「3ナンバー=高級車」「5ナンバー=安い車」という意味ではありません。車体の大きさや排気量など、一定の基準によって普通乗用車と小型乗用車に分類されます。

以前は「大きな車=3ナンバー」という印象が強くありましたが、現在は安全性能や室内空間を確保するため車幅が広くなったコンパクトカーもあり、比較的小さく見える車でも3ナンバーになることがあります。

8ナンバーとは?

8ナンバーは特種用途自動車に使用される分類です。

代表的な車両には、キャンピングカー、救急車、消防車、霊柩車などがあります。特定の設備を備え、特殊な用途で使用される自動車が対象です。

単純に車を改造しただけで8ナンバーになるわけではなく、法律で定められた構造や用途などの基準を満たす必要があります。

ナンバープレートの色にはどんな意味がある?

ナンバープレートは、背景色と文字色によっても車両の用途を区別できます。

一般的な登録自動車の自家用車は「白地に緑文字」、タクシーやバス、運送事業用トラックなどの事業用登録自動車は「緑地に白文字」です。

軽自動車では、一般的な自家用車が「黄色地に黒文字」、軽貨物運送などの事業用軽自動車が「黒地に黄色文字」となります。

そのため、車のナンバープレートを見ると、普通車・軽自動車だけでなく、自家用なのか事業用なのかについても判断できる場合があります。

白いナンバーの軽自動車があるのはなぜ?

通常の自家用軽自動車は黄色地に黒文字ですが、街中では白っぽいナンバープレートを付けた軽自動車を見ることがあります。

これは、全国版や地方版などの図柄入りナンバープレートを装着している場合があります。

そのため、「白いナンバープレートだから普通車」とは限りません。図柄入りナンバーでは軽自動車であることが分かる識別表示が設けられています。

ナンバープレートの色だけで普通車・軽自動車を完全に判断できないケースもあると覚えておきましょう。

ナンバープレートのひらがなには意味がある?

ナンバープレートに表示されるひらがなにも意味があります。これは自動車の用途などを区分するために使用されています。

登録自動車の自家用車では、「さ・す・せ・そ・た・ち・つ・て・と・な・に・ぬ・ね・の・は・ひ・ふ・ほ・ま・み・む・め・も・や・ゆ・ら・り・る・ろ」などが使用されています。

一方、事業用登録自動車では「あ・い・う・え・か・き・く・け・こ・を」などが使用されます。

数字や色だけでなく、ひらがなを見ることでも車両の用途を判断できる仕組みになっています。

「わ」ナンバーはレンタカー?

レンタカーとして特に有名なのが「わ」ナンバーです。

貸渡用の登録自動車、いわゆるレンタカーでは「わ」または「れ」が使用されます。そのため、「わナンバー=レンタカー」という理解は基本的に間違いではありません。

旅行先などで「わ」ナンバーの車を多く見かけるのは、レンタカー利用者が多いためです。

ただし、レンタカーは事業として貸し出されている車ではありますが、先ほど説明した「緑ナンバーの事業用車」とはナンバープレート上の分類が異なります。

使用されないひらがなもある

ナンバープレートでは、すべてのひらがなが使用されているわけではありません。

「お」「し」「へ」「ゐ」「ゑ」「ん」は使用されません。

例えば「お」は「あ」などと見間違えやすく、「し」は「死」を連想させるなど、識別性やイメージなどを考慮して使われていない文字があります。

そのため、「なぜ『し』ナンバーを見かけないのだろう?」と思っていた方もいるかもしれませんが、最初から使用対象になっていません。

分類番号にアルファベットが入っているのはなぜ?

最近では、「品川30A」「横浜31F」のように、分類番号の一部にアルファベットが入ったナンバープレートを見ることがあります。

これは外国車だから付いているわけではありません。

希望ナンバー制度の普及などによって特定の番号の組み合わせが不足してきたことから、分類番号の一部にアルファベットが使用されるようになりました。

使用されるアルファベットには、A、C、F、H、K、L、M、P、X、Yなどがあります。

そのため、分類番号にアルファベットが入っていても特別な車という意味ではありません。

下の4桁の数字にはどんな意味がある?

ナンバープレート下段に表示される「12-34」「77-77」「・・・1」などの数字は、一連指定番号と呼ばれます。

通常は一定のルールに基づいて番号が割り当てられますが、希望ナンバー制度を利用することで、条件の範囲内で好きな数字を希望することもできます。

誕生日、記念日、語呂合わせ、縁起の良い数字などを選ぶ人も多く、現在では自分好みのナンバーを付けている車も珍しくありません。

希望ナンバーではどこまで選べる?

希望ナンバー制度で自由に希望できるのは、基本的にナンバープレート下段の4桁以下の数字部分です。

例えば「1」「358」「1122」「2525」「7777」などを希望できます。

一方、「千葉」などの地域名や「さ」などのひらがな、上段の分類番号まで自由に決められるわけではありません。

また、人気が集中する番号については抽選となる場合があります。

人気ナンバーは抽選になる

希望ナンバーの中には、多くの人から申し込みが集中するため抽選対象になっている番号があります。

代表的には、「1」「7」「8」「88」「333」「358」「555」「777」「888」「1111」「3333」「5555」「7777」「8888」などがあります。

さらに地域によって独自の抽選対象番号が設定される場合があります。

そのため、希望ナンバー制度を利用したからといって、人気番号を必ず取得できるわけではありません。

二輪車も希望ナンバーを選べる?

現在の一般的な希望ナンバー制度では、二輪車は対象外です。

また、軽自動車でも事業用車やレンタカーなど、一部の車両では希望番号制度の対象にならない場合があります。

希望ナンバーを取得したい場合は、自分の車が制度の対象になっているか事前に確認しましょう。

図柄入りナンバープレートとは?

図柄入りナンバープレートとは、通常の数字や文字だけではなく、背景にデザインが施されたナンバープレートです。

全国共通のデザインを使用する全国版図柄入りナンバープレートや、地域独自の風景・文化・観光資源などを取り入れた地方版図柄入りナンバープレートなどがあります。

地域によってデザインが大きく異なるため、「自分の地域のナンバーにどんなデザインがあるのか」を調べてみるのも面白いでしょう。

ナンバープレートの封印とは?

登録自動車の後ろ側のナンバープレートを見ると、左上のボルト部分に金属製のキャップのようなものが付いています。これが「封印」です。

封印は、登録された車両とナンバープレートが正しく結び付いていることを確認し、ナンバープレートを簡単に取り外せないようにする役割があります。

そのため、登録自動車の後面ナンバープレートを勝手に取り外すことは避けなければなりません。

ナンバープレートは隠してもいい?

ナンバープレートは、道路上で番号を確認できるよう適切に表示する必要があります。

ナンバープレートをカバーで覆ったり、シールを貼って文字や数字を隠したり、折り曲げたり、回転させたりすることは禁止されています。また、泥などで番号が読めない状態のまま走行することも避ける必要があります。

「一部が見えているから問題ない」という考え方ではなく、ナンバープレート全体が適切に確認できる状態にしておきましょう。

ナンバーフレームを付けても大丈夫?

ナンバーフレームそのものが全面的に禁止されているわけではありません。

ただし、フレームによって地域名、分類番号、ひらがな、数字などが隠れてはいけません。また、ナンバープレートの角度やボルトカバーなどにも一定の表示基準があります。

ドレスアップ目的でフレームを取り付ける場合でも、番号の確認を妨げないものを選びましょう。

ナンバープレートが曲がった・壊れた場合はどうする?

交通事故や接触などによって、ナンバープレートが曲がったり、傷ついたりすることがあります。

現在のナンバープレートのすべての文字や数字が確認でき、そのプレートを返納できる場合には、同じ番号で再交付できることがあります。

事故後に自分で無理に叩いて直したり、文字をペンキで塗り直したりせず、必要に応じて正式な再交付手続きを行いましょう。

ナンバープレートを紛失・盗難された場合は?

ナンバープレートを紛失した場合や盗難された場合は、単純な再交付ではなく番号変更が必要になることがあります。

例えば、盗難・紛失によってナンバープレートを返納できない場合や、破損がひどく番号を確認できない場合などです。

盗難・紛失の場合は、まず警察へ届け出たうえで、管轄する運輸支局や自動車検査登録事務所で必要な手続きを確認してください。

ナンバープレートは警察署で再発行してもらえる?

警察署で新しいナンバープレートを発行してもらうわけではありません。

登録自動車のナンバープレートの再交付や番号変更は、基本的に使用の本拠を管轄する運輸支局や自動車検査登録事務所などで手続きを行います。

警察署は、ナンバープレートが盗難された、紛失したといった場合に届出を行う場所です。

「ナンバーがなくなったら警察で再発行」と勘違いしないよう注意しましょう。

引っ越したらナンバープレートは変わる?

引っ越しによって車の使用の本拠が変わり、管轄する運輸支局等も変わる場合には、住所変更などの登録手続きに伴って地域名が変更されることがあります。

例えば、習志野ナンバーを使用していた人が横浜ナンバーの管轄地域へ転居した場合などです。

一方、引っ越しても管轄が変わらなければ、同じ地域名のナンバープレートを使用できる場合があります。

車を売ったらナンバーは必ず変わる?

所有者が変わっただけで、必ずナンバープレートが変更されるわけではありません。

同じ管轄地域内で名義変更を行う場合と、別の管轄地域へ車の使用の本拠が変わる場合では手続きが異なります。

中古車を購入した場合や個人間で車を譲渡した場合は、名義変更だけでなく住所や使用の本拠なども関係するため、販売店や運輸支局などへ確認しましょう。

ナンバープレートは数年ごとに交換する必要がある?

通常のナンバープレートについて、「何年か経過したら必ず交換する」という定期交換制度はありません。

ナンバープレートの破損、紛失、盗難、番号変更、管轄地域の変更など、必要な事情が生じた場合に再交付や変更を行います。

そのため、車検のたびに新しいナンバープレートへ交換する必要もありません。

交通事故でナンバープレートが壊れた場合

交通事故では、バンパーと一緒にナンバープレートが曲がったり、脱落したり、数字が読めないほど破損したりすることがあります。

車そのものが走行できる状態でも、ナンバープレートを適切に表示できなければ、そのまま走行を続けることは避けた方がよいでしょう。

事故後は警察や保険会社、修理工場などへ連絡し、ナンバープレートの再交付や番号変更が必要か確認してください。

交通事故の相手のナンバーは写真を撮っておく

交通事故に遭った場合は、相手車両のナンバープレートを写真に残しておくことをおすすめします。

ナンバープレートだけではなく、車両全体、損傷部分、事故現場、道路標識や信号なども合わせて撮影しておくと、後から事故状況を確認しやすくなります。

特に、相手がその場から立ち去る可能性がある場合や、当て逃げ事故では、地域名、分類番号、ひらがな、4桁の番号まで記録できれば重要な情報になります。

ナンバーから所有者の氏名や住所を調べられる?

ナンバープレートを見ただけで、一般の人がインターネットなどを使って自由に所有者の氏名や住所を検索できる仕組みではありません。

交通事故や当て逃げで相手が逃げた場合は、自分で相手を探そうとせず、警察へナンバープレートの情報を伝えましょう。

ナンバーだけでなく、車種、色、進行方向、事故時刻、運転者の特徴なども分かれば、車両を特定する手がかりになる可能性があります。

当て逃げでナンバーを全部覚えられなくても意味はある?

ナンバープレートをすべて覚えられなくても、分かる範囲で警察へ伝えることが重要です。

例えば、「千葉ナンバーだった」「白い普通車だった」「3ナンバーだった」「最後の数字が77だった」といった一部の情報でも、車種、色、防犯カメラ、ドライブレコーダーなど他の情報と組み合わせることで車両特定につながる可能性があります。

当て逃げされた場合は無理に追いかけず、安全を確保して警察へ連絡してください。

よくある質問

車のナンバープレートの数字には意味がありますか?

あります。上段の分類番号は車両の種類を表し、下段の4桁以下の数字は一連指定番号です。例えば、3ナンバーは普通乗用自動車、5・7ナンバーは小型乗用自動車などを表します。

「わ」ナンバーはレンタカーですか?

はい。登録自動車の貸渡用では「わ」または「れ」が使用されます。一般的には「わナンバー」がレンタカーとして広く知られています。

緑色のナンバープレートは何ですか?

登録自動車の事業用車では、緑地に白文字のナンバープレートが使用されます。タクシー、バス、運送事業用トラックなどが代表例です。

黒いナンバープレートは何ですか?

軽自動車の事業用車では、黒地に黄色文字のナンバープレートが使用されます。軽貨物運送などで見かけることがあります。

ナンバープレートの数字を好きな番号にできますか?

希望ナンバー制度を利用すれば、原則として下段の4桁以下の数字部分を希望できます。ただし、人気の高い番号は抽選となる場合があります。また、二輪車など制度の対象外となる車両もあります。

ナンバーにアルファベットが入っているのはなぜですか?

希望ナンバーの普及などによって分類番号の組み合わせが不足してきたため、分類番号の一部にアルファベットが使用されています。外国車だからアルファベットが付いているわけではありません。

ナンバープレートをなくしたら同じ番号を再発行できますか?

盗難や紛失などで現在のナンバープレートを返納できない場合は、番号変更が必要になることがあります。一方、事故で曲がっただけなど、文字や数字を確認できるプレートを返納できる場合は、同じ番号で再交付できるケースがあります。

ナンバープレートをカバーで隠しても大丈夫ですか?

できません。ナンバープレートをカバーで覆ったり、シールを貼って文字や数字を隠したり、折り曲げたりすることは禁止されています。ナンバー全体を確認できる状態にしておく必要があります。

まとめ

車のナンバープレートには、単なる車両番号だけではなく、その車の種類や用途などを判断するためのさまざまな情報が表示されています。

基本的には「地域名」「分類番号」「ひらがな・文字」「一連指定番号」の4つで構成されています。分類番号を見ると、3ナンバーは普通乗用自動車、5・7ナンバーは小型乗用自動車、1ナンバーは普通貨物自動車、8ナンバーは特種用途自動車など、車両の種類をある程度判断できます。

また、一般的な登録自動車の自家用車は白地に緑文字、事業用車は緑地に白文字、軽自動車の自家用車は黄色地に黒文字、事業用軽自動車は黒地に黄色文字です。レンタカーでは「わ」や「れ」が使われます。

現在では、希望ナンバー、ご当地ナンバー、図柄入りナンバープレート、アルファベットを含む分類番号など、ナンバープレートの種類も増えています。

事故や盗難などでナンバープレートに問題が生じた場合は、盗難や紛失であればまず警察へ届け出ます。そのうえで、登録自動車の再交付や番号変更については管轄の運輸支局や自動車検査登録事務所などで手続きを確認しましょう。

交通事故に遭った場合には、相手のナンバープレートだけでなく、車両全体や損傷部分、事故現場なども写真に残しておくことが大切です。