バイク事故の過失割合とは?事故パターン別の目安や修正されるケースを徹底解説【千葉市】

📚 過失割合シリーズ

この記事は「交通事故の過失割合完全ガイド」シリーズの一部です。

過失割合について詳しく知りたい方は、総合ガイドをご覧ください。

交通事故では、車同士の事故と比べて、バイク事故は過失割合でもめやすいと言われています。

「バイクだから過失が少なくなるの?」

「車とぶつかったら車の方が悪くなる?」

「保険会社から提示された過失割合に納得できない…」

このような疑問を持つ方は少なくありません。

バイクは車体が小さく見落とされやすい一方で、機動性が高い乗り物でもあります。そのため、事故状況によって過失割合は大きく変わります。

また、同じ交差点事故でも、

  • 右直事故
  • 左折巻き込み事故
  • 追突事故
  • 車線変更事故
  • すり抜け事故

など、事故の種類によって判断基準が異なります。

この記事では、

  • バイク事故の過失割合の決まり方
  • よくある事故パターン
  • 過失割合が修正されるケース
  • 保険会社との交渉で注意したいポイント
  • 交通事故後の通院について

を分かりやすく解説します。

バイク事故の過失割合とは?

交通事故の過失割合とは、事故の発生について当事者それぞれにどの程度の責任があったのかを割合で示したものです。

例えば、

  • 車80%・バイク20%
  • 車70%・バイク30%
  • 車100%・バイク0%

といった形で表されます。

この割合は、修理費や治療費、慰謝料などの損害賠償額にも影響するため、交通事故では非常に重要なポイントです。

なお、過失割合は「バイクだから必ず有利」「車だから必ず不利」というように決まるものではありません。

事故状況や証拠、交通ルールなどを総合的に判断して決定されます。

バイクだから過失が少なくなるわけではない

「バイクは交通弱者だから過失は少ない」と聞いたことがある方もいるかもしれません。

確かに、バイクは車と比べて衝撃を受けやすく、大きなケガにつながるリスクがあります。

しかし、それだけで過失割合が決まるわけではありません。

例えば、

  • 信号無視
  • 一時停止違反
  • スピード超過
  • 無理な追い越し
  • 危険なすり抜け

などが事故原因となった場合には、バイク側にも過失が認められることがあります。

そのため、「バイクだから必ず被害者」という考え方ではなく、事故状況に応じて判断されます。

過失割合は誰が決めるの?

「警察が過失割合を決める」と思われることがありますが、実際には警察が決めるものではありません。

警察は、事故現場の確認、実況見分、交通違反の確認などを行います。

その後、保険会社が事故状況や判例を参考にしながら過失割合を提示することが一般的です。

提示された割合に納得できない場合は、その根拠を確認することが大切です。

バイク事故で過失割合が決まるポイント

バイク事故では、次のような点をもとに過失割合が検討されます。

信号や標識を守っていたか

信号無視や一時停止違反がある場合には、過失割合へ大きく影響することがあります。

例えば、赤信号を無視した、一時停止をしなかった、優先道路へ十分な確認をせず進入したなどは重要な判断材料となります。

速度は適切だったか

制限速度を大きく超えていた場合には、事故の発生や被害拡大に影響したと判断されることがあります。

一方で、法定速度内で走行していた場合でも、見通しの悪い交差点などでは安全運転が求められます。

周囲の安全確認をしていたか

右左折や車線変更、追い越しなどでは、安全確認が十分だったかどうかも重要です。

特に車は、バイクが死角に入っていないか、対向車線からバイクが接近していないかを確認する必要があります。

一方で、バイクも周囲の車の動きを予測しながら運転することが求められます。

ドライブレコーダーや防犯カメラの映像

近年では、ドライブレコーダーの映像が過失割合の判断材料になるケースが増えています。

映像が残っていれば、

  • 信号の色
  • 車両の速度
  • ブレーキのタイミング
  • 車線変更の状況

などを客観的に確認できます。

事故直後は、ドライブレコーダーのデータを上書きしないよう保存しておきましょう。

バイク事故で車の過失が大きくなりやすいケース

事故状況によっては、車側の過失が大きく判断されることがあります。

代表的なケースを紹介します。

右折車と直進バイクの事故(右直事故)

交差点で特に多いのが、右折する車と直進するバイクの事故です。

車が対向車線の安全確認を十分に行わず右折した場合、直進していたバイクとの衝突事故につながることがあります。

一般的には、直進車が優先されるため、車側の過失が大きくなる傾向があります。

ただし、バイクが著しい速度超過だった、信号無視があったなどの事情があれば、過失割合が修正されることがあります。

左折巻き込み事故

左折しようとした車が、左側を走行していたバイクを巻き込む事故も多く発生しています。

車は左折前に、ミラー確認、目視確認を十分に行う必要があります。

確認不足が事故原因となった場合には、車側の過失が大きくなることがあります。

駐車場や店舗から道路へ出る車との事故

店舗や駐車場から道路へ出る際には、本線を走行する車両やバイクの安全確認が必要です。

十分な確認をせず道路へ進入した結果、バイクと接触した場合には、進入した車側の過失が大きく判断されることがあります。

交通事故の過失割合について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

交通事故の過失割合でもめたらどうする?納得できないときの対処法を徹底解説【千葉市】
https://kamataki-seikotsu.net/trivia/kasitsu-momeru/

バイク事故でバイク側の過失が大きくなるケース

バイク事故では、車側の過失が大きくなるケースがある一方で、バイク側に交通違反や危険な運転があった場合には、バイク側の過失が大きく判断されることがあります。

事故の状況によっては、修理費や慰謝料などにも影響するため注意が必要です。

すり抜け中の事故

渋滞中や信号待ちの車の間を走行する「すり抜け」は、状況によっては事故につながる危険があります。

例えば、車が車線変更したところへ接触した・左折車の左側を通過しようとした・停止車両の間から急に進行した。

このようなケースでは、バイク側の走行方法や安全確認が十分だったかも判断材料になります。

すり抜け自体が直ちに違法となるわけではありませんが、安全確認を怠っていた場合には過失割合が修正される可能性があります。

速度超過による事故

バイクは加速性能が高いため、速度超過が事故原因となることもあります。

制限速度を大幅に超えて走行していた場合は、事故を回避できた可能性・衝突時の危険性・被害の大きさなどが考慮され、バイク側の過失が加算されることがあります。

信号無視や一時停止違反

バイクであっても、赤信号を無視した・一時停止をしなかった・優先道路へ安全確認をせず進入したなどの交通違反が認められた場合には、バイク側の責任が大きくなる可能性があります。

交通ルールを守っていたかどうかは、過失割合を判断する重要なポイントです。

バイク事故で過失割合が修正されるケース

基本となる過失割合があっても、事故状況によって割合が修正されることがあります。

代表的な修正要素には次のようなものがあります。

著しい速度超過

制限速度を大幅に超えていた場合は、事故との因果関係が認められると過失が加算されることがあります。

飲酒運転や無免許運転

飲酒運転や無免許運転は重大な交通違反です。

事故原因となった場合には、通常より重い責任が問われる可能性があります。

夜間や悪天候

夜間や雨天時は視界が悪くなるため、通常以上の安全運転が求められます。

ライトを点灯していなかった場合や、安全確認が不十分だった場合には過失割合へ影響することがあります。

ドライブレコーダーなどの証拠

事故状況がはっきりしない場合でも、ドライブレコーダー・ヘルメットカメラ・防犯カメラ・目撃者の証言などによって、過失割合が見直されることがあります。

保険会社から提示された過失割合に納得できないときは?

保険会社は、事故状況や判例などを参考に過失割合を提示します。

しかし、提示された内容が必ずしも正しいとは限りません。

事故状況と異なると感じた場合は、そのまま受け入れるのではなく、まずは根拠を確認することが大切です。

過失割合の根拠を確認する

まずは、どの事故類型を参考にしたのか・どの証拠をもとに判断したのかを確認しましょう。

事故現場の状況や実際の走行状況と異なる点があれば、写真や映像などをもとに説明することが重要です。

客観的な証拠を集める

過失割合の交渉では、客観的な証拠が重要になります。

例えば、ドライブレコーダー・ヘルメットカメラ・防犯カメラ・事故現場の写真・車両の損傷状況・目撃者の証言などは、有力な資料になることがあります。

必要に応じて専門家へ相談する

話し合いで解決が難しい場合は、交通事故に詳しい弁護士や交通事故紛争処理センターなどへ相談する方法もあります。

過失割合によって慰謝料や損害賠償額が大きく変わることもあるため、疑問があれば早めに相談しましょう。

バイク事故後は早めに医療機関を受診しましょう

バイク事故は車と比べて身体への衝撃が大きく、事故直後は痛みがなくても、数日後に首や腰、肩などへ症状が現れることがあります。

「大丈夫そうだから」と自己判断せず、できるだけ早く整形外科などの医療機関を受診することが大切です。

また、継続的な通院は症状の経過を確認するうえでも重要です。

事故後の通院方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

よくある質問

バイク事故では必ず車の過失が大きくなりますか?

いいえ、必ず車側の過失が大きくなるわけではありません。

バイク事故では、信号や一時停止の有無、速度、安全確認、事故状況などを総合的に判断して過失割合が決まります。

バイク側に速度超過や信号無視、危険なすり抜けなどが認められた場合には、バイク側の過失が大きくなることもあります。

バイク事故で過失割合が10対0になることはありますか?

あります。

例えば、

・停止中のバイクに追突した事故

・赤信号で停止していたバイクへ車が追突した事故

・センターラインを大きくはみ出した車との正面衝突

などでは、車側の過失が100%となるケースがあります。

ただし、事故状況によっては例外もあるため、一律に10対0になるわけではありません。

ドライブレコーダーがない場合はどうなりますか?

ドライブレコーダーがなくても過失割合は判断されます。

その場合は、

事故現場の写真

車両の損傷状況

防犯カメラ

目撃者の証言

実況見分調書

などを参考に事故状況が確認されます。

事故後はできるだけ多くの資料を残しておくことが大切です。

バイク事故でも整骨院へ通院できますか?

交通事故後は、整形外科で診察を受けたうえで、整骨院へ通院するケースがあります。

症状に応じて整形外科と整骨院を併用することもありますので、通院方法について不安がある場合は医療機関や通院先へ相談しましょう。

保険会社から提示された過失割合に納得できません。

提示された割合に疑問がある場合は、まず根拠を確認することが大切です。

事故状況と異なる点がある場合は、写真や映像などの客観的な資料をもとに説明しましょう。

必要に応じて交通事故に詳しい弁護士へ相談することも検討してください。

バイク事故後の通院や過失割合でお困りの方は鍼灸整骨院かまたきへご相談ください

バイク事故では、転倒や衝突によって首や腰、肩、手足などに大きな衝撃が加わることがあります。

事故直後は症状が軽く感じられても、数日後に痛みやしびれ、頭痛などが現れることも少なくありません。

鍼灸整骨院かまたきでは、交通事故後の身体の状態についてのご相談や、整形外科との併用に関するご相談も承っています。

また、

「保険会社とのやり取りが不安」

「どのように通院すればよいかわからない」

「転院はできるの?」

といったご相談にも対応しています。

交通事故後の症状でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

まとめ

バイク事故の過失割合は、事故の種類や交通ルール、安全確認の状況などによって決まります。

車との事故だからといって必ず車側の過失が大きくなるわけではなく、バイク側に交通違反や危険な運転が認められれば、過失割合が修正されることもあります。

また、事故直後は痛みがなくても、後から症状が現れるケースも少なくありません。

身体の異常を感じた場合は、できるだけ早く医療機関を受診し、適切な治療を受けることが大切です。

保険会社から提示された過失割合に納得できない場合は、その場で受け入れるのではなく、事故状況や証拠を確認しながら冷静に対応しましょう。

適切な治療を受けながら、必要に応じて専門家へ相談することが、安心して事故後の手続きを進めるためのポイントです。

監修者

柔道整復師・鍼灸師

鍼灸整骨院かまたき

交通事故による首・腰の痛み、むちうちなどの施術を行っています。

整形外科との併用や保険会社とのやり取りについてもご相談いただけます。