
📚 過失割合シリーズ
この記事は「交通事故の過失割合完全ガイド」シリーズの一部です。
過失割合について詳しく知りたい方は、総合ガイドをご覧ください。

信号無視による交通事故では、赤信号を無視した側の過失が大きくなるのが一般的です。
そのため、相手が赤信号で交差点へ進入してきた事故では、
「これは10対0になるのでは?」
「自分は青信号だったのに過失を取られるの?」
「保険会社から9対1と言われたけど納得できない」
と疑問に感じる方も少なくありません。
結論からお伝えすると、赤信号無視が明らかな交通事故では、信号無視をした側の過失が100%と判断されるケースがあります。
ただし、すべての信号無視事故が必ず10対0になるわけではありません。
事故状況、信号の変わるタイミング、速度、見通し、ドライブレコーダー映像、目撃証言などによって、過失割合が変わることがあります。
この記事では、信号無視による交通事故の過失割合、10対0にならない例外、保険会社と意見が合わない場合の対応、交通事故後の通院について分かりやすく解説します。
信号無視の交通事故は過失割合10対0になりやすい
信号機は、交差点で車・バイク・自転車・歩行者の通行を整理し、事故を防ぐための重要なルールです。
赤信号では停止しなければならず、赤信号を無視して交差点に進入した場合は、重大な注意義務違反と判断されます。
そのため、赤信号無視によって交通事故が起きた場合、信号無視をした側の過失が大きくなるのが基本です。
特に、相手が赤信号で交差点へ進入し、自分が青信号で走行していたことが明らかな場合には、信号無視をした相手側の過失が100%と判断される可能性があります。
ただし「信号無視=必ず10対0」ではない
信号無視事故では10対0になりやすい一方で、必ずすべての事故が10対0になるわけではありません。
例えば、青信号側にも著しい速度超過や前方不注意があった場合、過失割合が修正されることがあります。
また、黄信号で交差点に進入したケースや、信号の変わり目で双方の主張が食い違うケースでは、事故状況の確認が重要になります。
過失割合に納得できない場合は、保険会社から提示された割合の根拠を確認しましょう。
過失割合でもめた場合の対応については、こちらの記事も参考にしてください。
▶ 交通事故の過失割合でもめたらどうする?納得できないときの対処法を解説【千葉市】
過失割合とは?
過失割合とは、交通事故が起きた原因について、当事者それぞれにどの程度の責任があるかを割合で示したものです。
例えば、
- 相手100%:自分0%
- 相手90%:自分10%
- 相手80%:自分20%
といった形で表されます。
過失割合は、車の修理費、治療費、慰謝料、休業損害などに影響するため、交通事故後の示談交渉ではとても重要です。
たとえば、自分にも10%の過失があると判断された場合、受け取れる賠償金額が過失分だけ減額されることがあります。
信号無視事故で10対0になりやすいケース
信号無視事故で10対0になりやすいのは、赤信号を無視した側の違反が明らかで、青信号側に大きな落ち度がない場合です。
相手が赤信号で交差点へ進入した場合
相手車両が赤信号で交差点へ進入し、青信号で進行していた車やバイクと衝突した場合、赤信号無視をした側の過失が大きくなります。
ドライブレコーダーや防犯カメラで相手の赤信号進入が確認できる場合、10対0の判断につながる可能性があります。
赤信号で右折・左折してきた場合
赤信号で右折や左折をしてきた車と衝突した場合も、信号無視をした側の過失が大きくなります。
特に交差点では、信号に従って進行している車両や歩行者がいるため、赤信号で進入することは大きな危険を伴います。
歩行者や自転車が青信号で横断していた場合
歩行者や自転車が青信号で横断歩道を渡っていたところ、赤信号を無視した車が接触した場合、車側の責任が大きく判断されます。
歩行者や自転車との事故では、重大なケガにつながることもあるため、事故後は必ず警察と医療機関へ相談しましょう。
信号無視事故でも10対0にならないケース
信号無視事故でも、青信号側に事故を避けるための注意義務違反があったと判断されると、10対0にならないことがあります。
青信号側に著しい速度超過があった
青信号で交差点に進入していたとしても、制限速度を大きく超えていた場合は、過失割合が修正される可能性があります。
速度超過によって事故を避けることが難しくなった、または被害が大きくなったと判断される場合があるためです。
青信号側にも前方不注意があった
青信号であっても、交差点では周囲の安全確認が必要です。
相手の信号無視が明らかであっても、青信号側がまったく前方を見ていなかった、スマートフォンを見ながら運転していたなどの事情がある場合は、一定の過失が認められる可能性があります。
黄信号で交差点へ進入した
黄信号は「注意して進め」ではなく、原則として停止できる場合は停止する信号です。
停止できる距離があったにもかかわらず、無理に交差点へ進入した場合には、過失割合に影響することがあります。
信号の変わり目で双方の主張が食い違う
信号無視事故では、双方が「自分は青だった」と主張することがあります。
この場合、どちらの信号が何色だったのかを証明する資料が重要になります。
ドライブレコーダー、防犯カメラ、目撃者の証言、警察の実況見分などを確認しましょう。
信号無視事故で重要になる証拠
信号無視事故では、どちらの信号が何色だったのかが大きな争点になります。
そのため、事故後はできるだけ早く証拠を確保することが大切です。
ドライブレコーダー映像
ドライブレコーダーは、信号無視事故で非常に重要な証拠になります。
信号の色、相手車両の動き、速度、ブレーキのタイミングなどを確認できるためです。
事故後は映像が上書きされないよう、すぐに保存しておきましょう。
防犯カメラ映像
交差点付近の店舗、コンビニ、住宅、防犯カメラに事故状況が映っていることがあります。
映像は一定期間で上書き・削除されることが多いため、早めに確認することが重要です。
目撃者の証言
信号の色について第三者の証言がある場合、過失割合の判断材料になることがあります。
可能であれば、目撃者の連絡先を確認しておきましょう。
事故現場の写真
車両の位置、損傷部分、信号機の位置、停止線、道路状況などを写真に残しておくと、事故状況の整理に役立ちます。
信号無視事故後にやるべき対応
信号無視による交通事故に遭った場合は、落ち着いて次の流れで対応しましょう。
1. 安全を確保する
まずは二次事故を防ぐため、安全な場所へ移動しましょう。
ケガ人がいる場合は、無理に動かさず救急車を呼んでください。
2. 警察へ連絡する
交通事故が起きた場合は、必ず警察へ連絡しましょう。
その場で示談してしまうと、後から身体の痛みや車の損傷が分かった場合に対応が難しくなることがあります。
3. 相手の情報を確認する
相手の氏名、連絡先、車のナンバー、保険会社名を確認しましょう。
免許証や車検証、保険証券を写真で記録しておくと安心です。
4. 保険会社へ連絡する
警察への連絡後は、自分の保険会社にも事故の状況を伝えましょう。
相手と直接やり取りを続けるとトラブルになることもあるため、保険会社を通して対応することが一般的です。
5. 痛みがある場合は早めに医療機関を受診する
交通事故では、事故直後に痛みがなくても、翌日以降に首や腰の痛み、頭痛、めまい、しびれなどが出ることがあります。
症状がある場合は、早めに整形外科を受診しましょう。
整形外科で検査や診断を受けながら、整骨院へ通院することも可能です。
整形外科と整骨院の併用については、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶ 交通事故で整形外科と整骨院は併用できる?通院方法と保険会社への対応を解説【千葉市】
信号無視事故で保険会社と意見が合わない場合
信号無視事故では、保険会社から提示された過失割合に納得できないことがあります。
例えば、相手が赤信号を無視したと思っているのに、保険会社から「あなたにも1割の過失があります」と言われるケースです。
このような場合は、まず提示された過失割合の根拠を確認しましょう。
なぜその過失割合になったのか確認する
保険会社へ、次の点を確認してみましょう。
- どの事故類型を参考にしたのか
- どの証拠をもとに判断したのか
- 自分に過失があると判断された理由
- 相手の信号無視がどのように評価されているのか
証拠を整理して提出する
ドライブレコーダー映像、現場写真、目撃者情報などがある場合は、保険会社へ提出しましょう。
証拠があることで、過失割合の見直しにつながる可能性があります。
法律判断が必要な場合は弁護士へ相談する
過失割合や示談交渉について法律的な判断が必要な場合は、弁護士へ相談しましょう。
弁護士特約に加入している場合は、費用面の負担を抑えて相談できることもあります。
※法律上の判断や個別の示談交渉については、弁護士などの専門家へご相談ください。
信号無視事故で起こりやすいケガ
信号無視事故は、交差点内での衝突が多く、身体に強い衝撃が加わることがあります。
そのため、次のような症状が出ることがあります。
首の痛み・むちうち
交通事故の衝撃で首が前後左右に揺さぶられると、むちうち症状が出ることがあります。
首の痛みだけでなく、頭痛、めまい、吐き気、肩の重だるさを伴うこともあります。
腰の痛み
衝突時に身体が大きく揺れることで、腰に負担がかかることがあります。
事故後から腰痛や足のしびれが出る場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
頭痛・めまい・吐き気
事故後に頭痛、めまい、吐き気がある場合は、まず医療機関を受診してください。
首まわりの筋肉や自律神経への負担が関係することもありますが、重大な異常がないか確認することが大切です。
MRIで異常なしと言われたのに首の痛みが続く場合は、こちらの記事も参考にしてください。
▶ MRIで異常なしと言われたのに首が痛い原因とは?交通事故後によくある症状を解説【千葉市】
よくある質問
Q. 信号無視の交通事故は必ず10対0になりますか?
A. 赤信号無視が明らかで、青信号側に大きな落ち度がない場合は10対0になる可能性があります。ただし、速度超過や前方不注意などの事情がある場合は、過失割合が修正されることがあります。
Q. 相手が赤信号だった証拠がない場合はどうなりますか?
A. 双方の主張が食い違う場合は、ドライブレコーダー、防犯カメラ、目撃者の証言、警察の記録などが重要になります。
Q. 黄信号で交差点に入った場合も信号無視になりますか?
A. 黄信号は原則として停止できる場合は停止する信号です。停止できた状況で無理に進入した場合、過失割合に影響することがあります。
Q. 信号無視事故でも整骨院へ通院できますか?
A. 症状があり、必要性が認められる場合は整骨院へ通院できるケースがあります。まずは整形外科で検査や診断を受け、整骨院との併用を検討しましょう。
Q. 保険会社から9対1と言われました。納得できない場合はどうすればいいですか?
A. まずは9対1と判断された根拠を確認しましょう。ドライブレコーダーや目撃者の証言などがある場合は提出し、必要に応じて弁護士へ相談することも選択肢です。
まとめ
信号無視による交通事故では、赤信号を無視した側の過失が大きくなり、10対0と判断されるケースがあります。
しかし、青信号側に著しい速度超過や前方不注意がある場合、黄信号で進入した場合、信号の変わり目で主張が食い違う場合などは、過失割合が変わることがあります。
大切なのは、事故直後から証拠を残し、保険会社の提示をそのまま受け入れず、根拠を確認することです。
また、信号無視事故では強い衝撃を受けることがあり、首の痛み、腰痛、頭痛、めまい、しびれなどが後から出ることもあります。
症状がある場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
信号無視事故後の首・腰の痛みでお悩みの方へ【千葉市】
鍼灸整骨院かまたきでは、交通事故後の首の痛み、腰痛、むちうち、頭痛、背中の痛みなどのご相談を承っています。
信号無視事故のような交差点での事故では、身体に強い衝撃が加わることがあります。
「事故後から首が痛い」
「腰の違和感が続いている」
「整形外科と整骨院を併用したい」
「保険会社への対応が不安」
このようなお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。
▶ 交通事故で整形外科と整骨院は併用できる?通院方法と保険会社への対応を解説【千葉市】
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監修者
柔道整復師・鍼灸師
鍼灸整骨院かまたき
交通事故による首・腰の痛み、むちうちなどの施術を行っています。
整形外科との併用や保険会社とのやり取りについてもご相談いただけます。
