交通事故による腰のむち打ち(腰椎捻挫)の治り方|原因と改善ポイントを専門院が解説

交通事故による腰のむちうち(腰椎捻挫)の治り方|原因と改善ポイントを専門院が解説

交通事故のあと、次のような腰の症状で困っていませんか?

・事故直後は平気だったのに翌日から腰が痛くなった
・立ち上がると腰に強い痛みが走る
・前かがみや反る動作で痛む
・長時間座っていると腰が重くなる
・寝返りや起き上がりがつらい
・お尻や太もも、ふくらはぎがしびれる
・レントゲンでは異常なしと言われたが痛みが続いている

交通事故後に起こる腰の痛みは、一般的に「腰のむちうち」と表現されることがあります。

ただし、「腰のむちうち」は医学的な傷病名ではありません。

医療機関では、診察や検査結果に応じて、腰椎捻挫、腰部挫傷、腰部打撲、椎間板損傷などと診断されることがあります。

交通事故後の腰痛を軽い捻挫だと自己判断すると、骨折や神経の損傷などを見逃す可能性があります。

まず整形外科や救急医療機関で診察を受け、重大な損傷がないことを確認することが重要です。

この記事では、交通事故による腰椎捻挫の原因と症状、受診すべき危険な症状、回復の流れ、整形外科と整骨院の役割、治療中に注意したいポイントを解説します。

腰のむちうちとは?

腰のむちうちとは、交通事故の衝突や急停車、転倒などによって腰へ強い力が加わり、腰周辺の筋肉、靱帯、関節などを損傷した状態を表す一般的な呼び方です。

医療機関では、状態に応じて次のような傷病名が使われることがあります。

・腰椎捻挫
・腰部捻挫
・腰部挫傷
・腰部打撲
・腰背部筋損傷
・椎間板損傷

腰椎は5つの骨で構成され、上半身を支えながら、身体を前後左右へ動かす役割を持っています。日本整形外科学会も、腰痛は運動器疾患の中で非常に多い症状の一つであると説明しています。

交通事故では、身体がシートベルトで固定された状態で前後へ揺さぶられたり、腰をひねった状態で衝撃を受けたりすることがあります。

その結果、腰周辺の組織へ普段とは異なる力が加わり、痛みや動かしにくさが現れることがあります。

腰椎捻挫はレントゲンに写らない?

腰椎捻挫や筋肉・靱帯の損傷では、レントゲンで明らかな異常が見つからない場合があります。

レントゲンは、主に次の状態を確認する検査です。

・骨折
・脱臼
・骨の変形
・腰椎の配列
・大きな骨の異常

一方、次の組織はレントゲンだけでは十分に確認できないことがあります。

・筋肉
・靱帯
・椎間板
・神経
・細かな骨折
・関節周辺の軟部組織

そのため、レントゲンで異常がないことは、「腰に何の損傷もない」「痛みは気のせい」という意味ではありません。

症状や神経学的所見によっては、MRIやCTなどの追加検査が検討されます。

交通事故後に腰椎捻挫が起こる原因

追突による前後方向の衝撃

後方から追突されると、車体と身体が前方へ押し出されたあと、シートやシートベルトの影響で反対方向へ揺さぶられることがあります。

このとき腰へ急激な曲げ伸ばしの力が加わり、筋肉や靱帯などを損傷する可能性があります。

シートベルトによる身体の固定

シートベルトは重大なケガを防ぐために重要ですが、衝撃時には胸や骨盤が固定されるため、腰の一部へ回転力や圧迫力が集中することがあります。

衝突時のひねり

事故の瞬間に後ろを振り返っていた、身体を横へ向けていた、足を踏ん張っていたなどの場合は、左右非対称の力が腰へ加わることがあります。

車外への転倒や身体の打ちつけ

バイク事故、自転車事故、歩行中の事故では、腰を路面や車体へ直接打ちつける場合があります。

この場合は腰椎捻挫だけでなく、腰部打撲、骨盤骨折、腰椎圧迫骨折などにも注意が必要です。

もともとの腰の状態

事故前から腰痛、椎間板の変性、腰部脊柱管狭窄症、骨粗しょう症などがある場合、事故をきっかけに症状が現れたり、以前からの症状が悪化したりすることがあります。

骨粗しょう症がある人は、比較的小さな衝撃でも脊椎の圧迫骨折を起こすことがあります。

腰椎捻挫で現れる主な症状

交通事故後の腰椎捻挫では、次のような症状が現れることがあります。

・腰の痛み
・腰の重だるさ
・動かしにくさ
・前かがみで痛む
・身体を反らすと痛む
・身体をひねると痛む
・立ち上がるときに痛む
・座り続けると痛む
・歩くと痛む
・寝返りで痛む
・朝起きると腰がこわばる
・腰からお尻にかけて痛む

痛みの場所や強さ、痛む動作には個人差があります。

症状だけで腰椎捻挫と断定することはできないため、事故後に痛みがある場合は整形外科を受診してください。

事故直後は痛くなくても後から症状が出る?

交通事故直後は痛みを感じなかったものの、数時間後や翌日以降に腰痛が現れることがあります。

事故直後には緊張や興奮が強く、痛みに気づきにくい場合があります。

また、時間の経過とともに腫れや筋肉の緊張が強くなり、痛みが目立ってくることもあります。

ただし、すべての遅れて出た痛みが事故によるものと認められるとは限りません。

事故から受診までの期間が長くなるほど、事故との因果関係について保険会社から確認を求められる可能性があります。

「事故後2週間以内なら大丈夫」という一律の基準はありません。

腰に違和感や痛みを感じた時点で、できるだけ早く医療機関を受診してください。

すぐに救急車を呼ぶべき症状

交通事故後に次の症状がある場合は、腰椎捻挫だけではなく、骨折、神経損傷、脊髄損傷、内臓損傷などの可能性があります。

自分で移動せず、119番通報を検討してください。

・腰や背中に耐えられないほどの痛みがある
・立てない、歩けない
・足に力が入らない
・両足がしびれている
・足の感覚がない
・尿や便を出しにくい
・尿や便が漏れる
・股の周辺の感覚が鈍い
・腹部にも強い痛みがある
・冷や汗やふらつきがある
・血尿が出た
・意識がもうろうとしている
・身体を動かすと激痛が走る
・腰や背中が明らかに変形している

特に排尿・排便障害、股周辺の感覚低下、両足の麻痺などは、神経が強く圧迫されている可能性があります。

緊急性の高い症状なので、整骨院ではなく救急医療機関を受診してください。

強い痛みがあるときほど受診を遅らせない

元記事には「事故直後に強い痛みがあっても、無理に医療機関へ行かなくてよい」とありますが、これは適切ではありません。

強い痛みがある場合は、骨折、脱臼、神経損傷などが隠れている可能性があります。

自力で移動できない場合は救急車を呼び、動ける場合でも早めに整形外科を受診してください。

受診前に無理なマッサージ、ストレッチ、骨格矯正を受けることは避けましょう。

腰椎捻挫の検査

問診

医師は、事故状況や症状について確認します。

・追突された方向
・衝突の強さ
・身体の向き
・シートベルトの装着状況
・事故直後の症状
・痛みが出た時期
・痛む場所
・しびれの有無
・歩行状態
・排尿や排便の異常
・事故前から腰痛があったか

事故時の状況をできるだけ具体的に伝えてください。

身体の診察

次のような点が確認されます。

・腰の圧痛
・腰を動かせる範囲
・痛みが出る動作
・足の筋力
・足の感覚
・腱反射
・神経を伸ばしたときの症状
・歩行状態

レントゲン検査

骨折、脱臼、腰椎の配列などを確認します。

事故後の強い腰痛では、腰椎圧迫骨折や横突起骨折などがないかを確認するために行われることがあります。

CT検査

レントゲンでは分かりにくい骨折や、骨盤・腰椎の詳細な状態を確認する場合に行われます。

MRI検査

MRIでは、椎間板、神経、脊柱管、靱帯などの状態を確認できます。

次の症状がある場合などに検討されることがあります。

・足のしびれ
・筋力低下
・強い痛みが続く
・排尿や排便の異常
・椎間板損傷が疑われる
・レントゲンでは説明できない症状がある

腰椎捻挫の治り方

腰椎捻挫の回復期間には個人差があります。

「必ず数週間で治る」「3~6か月で完治する」と一律に決めることはできません。

回復期間へ影響する要因には、次のものがあります。

・事故の衝撃
・損傷した組織
・骨折や神経症状の有無
・事故前の腰の状態
・年齢
・仕事内容
・生活環境
・睡眠状態
・治療開始までの期間
・治療内容
・心理的負担

症状が軽ければ比較的早く改善することもありますが、数か月以上続くケースもあります。

重要なのは、日数だけで治療段階を決めるのではなく、その時点の症状と検査結果に合わせて対応することです。

事故直後・急性期の対応

事故直後は、まず骨折や神経損傷などがないかを確認します。

強い痛みがある場合は、無理に腰を曲げ伸ばしせず、負担を減らしてください。

痛みや腫れがある場所を、布で包んだ保冷剤などで短時間冷やすと、痛みの軽減に役立つ場合があります。

ただし、冷やし続ければ早く治るというものではありません。

感覚が鈍い場所へ長時間冷却すると、凍傷を起こす可能性があります。

また、自己判断で強いマッサージやストレッチを行うと、症状が悪化することがあります。

医師の診断を受けるまでは無理に動かさないようにしてください。

安静にしすぎないことも大切

骨折や重大な神経損傷が否定されたあとも、痛みを恐れて長期間寝たきりになると、筋力や体力が低下し、腰を動かしにくくなることがあります。

ただし、強い痛みを我慢して動くことがよいわけでもありません。

医師やリハビリ担当者の指示に従い、できる範囲で日常動作を再開していきます。

例えば、次のように段階的に動きを増やします。

・短時間の立位
・室内の歩行
・短い散歩
・座る時間を少しずつ延ばす
・軽い家事
・仕事への段階的な復帰

痛みが大きく増える動作は避け、症状の変化を医師へ伝えてください。

痛みが落ち着いてきた時期

強い痛みが落ち着いてきたら、腰の可動域、筋力、姿勢、日常生活で困っている動作などを確認します。

医療機関のリハビリでは、状態に応じて次のような対応が行われます。

・温熱療法
・物理療法
・関節を動かす練習
・ストレッチ
・体幹筋のトレーニング
・歩行練習
・仕事や家事に必要な動作練習
・正しい身体の使い方の指導

痛みの強さだけでなく、「以前できていた動作ができるか」を確認しながら回復を目指します。

痛みが軽くなったあと

痛みが軽くなったとしても、次の問題が残ることがあります。

・長く座れない
・中腰を続けられない
・重い物を持てない
・腰をひねると不安がある
・仕事をすると翌日に痛む
・筋力が落ちている
・動くことへの恐怖がある

この段階では、日常生活や仕事へ安全に戻れるよう、筋力や動作を徐々に回復させます。

ただし、「筋肉が硬いから治療を続けなければ再発する」「痛みがなくなってからが治療の本番」と一律に説明することはできません。

治療を続ける必要があるか、終了できるかは、症状、身体機能、医師の判断などをもとに決めます。

腰椎捻挫で避けたいこと

受診せずに様子を見る

事故後の腰痛を単なる筋肉痛と決めつけると、骨折や神経損傷を見逃す可能性があります。

強いマッサージや矯正を受ける

骨折や椎間板損傷などが確認されていない段階で腰へ強い刺激を加えると、症状が悪化する可能性があります。

痛みを我慢して重労働を続ける

重量物を持つ、長時間運転する、中腰作業を続けるなどによって症状が悪化する場合があります。

仕事内容を医師へ伝え、必要に応じて業務制限や休業について相談しましょう。

長期間寝たきりになる

重大な損傷が否定されたあとも長期間動かない状態が続くと、筋力や体力が低下する可能性があります。

自己判断で治療を中断する

一時的に痛みが軽くなっても、仕事や家事を再開すると症状が強くなることがあります。

治療の終了時期は、主治医と相談して決めてください。

腰椎捻挫の治療期間はどれくらい?

腰椎捻挫の治療期間には大きな個人差があります。

数週間で日常生活へ戻れる場合もあれば、数か月以上にわたって痛みやしびれが続く場合もあります。

治療期間は次の要素によって異なります。

・損傷の程度
・神経症状の有無
・骨折や椎間板損傷の有無
・仕事内容
・事故前の腰痛
・年齢
・治療経過
・回復後に必要な動作

「腰椎捻挫は3~6か月で完治する」と断定することはできません。

また、治療期間が長ければ必ず後遺障害が認定されるわけでもありません。

診断書の「全治2週間」とは?

交通事故後の診断書に「全治2週間」「加療約2週間」などと書かれることがあります。

これは、初診時点で医師が見込んだ治療期間の目安であり、「2週間を過ぎたら治療できない」という意味ではありません。

症状が続いている場合は、診察時に現在の状態を医師へ伝えてください。

必要性が認められれば、その後も診察や治療が続く場合があります。

一方で、症状がなくなったのに補償のためだけに通院を続けることは適切ではありません。

治療を継続するかどうかは、現在の症状と医学的な必要性をもとに判断されます。

交通事故後に腰椎椎間板ヘルニアが見つかった場合

交通事故後にMRI検査を受け、腰椎椎間板ヘルニアが見つかることがあります。

ただし、画像でヘルニアが確認されたからといって、必ず事故によって発生したとは限りません。

椎間板は加齢や日常生活によって変性することがあり、事故前から存在していた可能性もあります。

また、画像上のヘルニアと腰痛の原因が常に一致するわけでもありません。

事故との関係を判断する際には、次の点が確認されます。

・事故前に腰痛があったか
・事故前に足のしびれがあったか
・事故直後から症状が出ているか
・症状が一貫しているか
・事故の衝撃はどの程度だったか
・MRIの所見と症状の場所が一致するか
・神経学的な異常があるか
・以前の画像と比較できるか

「無症状の人の75%にヘルニアがある」「ヘルニアと腰痛は関係ない」と一律に説明するのは適切ではありません。

画像所見と症状、診察結果を合わせて、医師が判断します。

ヘルニアが見つかった場合の治療

腰椎椎間板ヘルニアでは、多くの場合、最初に保存療法が行われます。

主な治療は次のとおりです。

・薬物療法
・神経ブロック
・安静期間の調整
・リハビリ
・運動療法
・日常生活動作の指導

ただし、次の症状がある場合は手術が検討されることがあります。

・強い筋力低下
・足の麻痺
・排尿や排便の障害
・保存療法で改善しない強い痛み
・日常生活が著しく制限されている

ヘルニアがあってもなくても同じ治療になるとは限りません。

症状と神経への影響に応じて治療法が決まります。

整形外科と整骨院の違い

整形外科でできること

・医師による診察と診断
・レントゲン、CT、MRI検査
・薬の処方
・注射や神経ブロック
・診断書の作成
・リハビリ
・手術
・就労制限の医学的判断
・後遺障害診断書の作成

交通事故後の腰痛では、最初に整形外科で重大な損傷がないか確認してください。

整骨院でできること

整骨院では、柔道整復師が打撲、捻挫、挫傷などに対して施術を行います。

厚生労働省は、柔道整復師の施術対象として骨折、脱臼、打撲、捻挫などを挙げており、骨折と脱臼については緊急時を除いて医師の同意が必要としています。

整骨院では、状態に応じて次のような対応が行われます。

・身体の状態確認
・打撲、捻挫、挫傷への施術
・物理療法
・手技療法
・固定
・可動域回復のための運動
・日常生活上の助言

一方、整骨院では次のことはできません。

・医師による診断
・レントゲン、CT、MRI検査
・薬の処方
・注射
・手術
・診断書の作成
・後遺障害診断書の作成

整形外科と整骨院は併用できる?

交通事故による腰椎捻挫では、整形外科と整骨院を併用できる場合があります。

基本的な流れは次のとおりです。

1.事故後、整形外科または救急医療機関を受診する
2.医師の診察と必要な検査を受ける
3.診断名と治療方針を確認する
4.整骨院の併用を希望することを主治医へ相談する
5.相手の保険会社へ事前に連絡する
6.整形外科への通院を続けながら整骨院を利用する

整骨院だけへ通院すると、重大な損傷の見落としだけでなく、診断書や後遺障害診断書を作成してもらえないという問題があります。

整骨院での施術を検討できるケース

整形外科で骨折、脱臼、重大な神経損傷などがないことを確認したあと、次の症状に対して整骨院を併用できる場合があります。

・腰部の捻挫
・腰周辺の筋挫傷
・腰部打撲
・筋肉の張り
・身体を動かしにくい
・回復段階での筋力や柔軟性低下

ただし、施術中に次の症状が現れた場合は、施術を続けず医療機関へ戻る必要があります。

・足のしびれが強くなった
・足に力が入りにくくなった
・排尿や排便に異常が出た
・痛みが急激に強くなった
・発熱がある
・夜間も激しい痛みが続く
・安静にしても改善しない

交通事故後の腰痛を改善するためのポイント

早めに整形外科を受診する

事故後に痛みや違和感がある場合は、時間を空けずに受診してください。

早期受診は身体の状態を確認するだけでなく、事故と症状との関係を記録する意味でも重要です。

症状をすべて医師へ伝える

最も痛い場所だけでなく、次の症状も伝えましょう。

・足のしびれ
・足に力が入りにくい
・お尻の痛み
・股関節の痛み
・腹部の痛み
・排尿や排便の変化
・寝返りができない
・仕事でできない動作

事故状況を正確に伝える

追突方向、身体の向き、シートベルトの位置、車内で身体を打った場所などを伝えます。

無理な運動を始めない

事故前に行っていた筋トレやストレッチを、自己判断ですぐ再開するのは避けてください。

回復段階に合わない運動は症状を悪化させる場合があります。

長期間動かさなさすぎない

重大な損傷が否定されたあとは、医師の指示に従って少しずつ日常動作を再開します。

症状の経過を記録する

次の内容を記録しておくと、医師や保険会社へ状態を説明しやすくなります。

・痛む場所
・痛みの強さ
・しびれの範囲
・症状が強くなる動作
・服用した薬
・通院日
・仕事を休んだ日
・できなくなった家事や仕事
・睡眠への影響

自己判断で通院を中断しない

痛みが軽くなっても、仕事や運動を再開すると症状が戻ることがあります。

治療終了の時期は主治医へ相談してください。

後遺症が残った場合

治療を続けても症状が残った場合、医師が症状固定と判断することがあります。

症状固定とは、治療を続けても大幅な改善が見込みにくいと医学的に判断された状態です。

症状固定後は、後遺障害等級認定を申請できる場合があります。

ただし、症状が残った人が全員認定されるわけではありません。

後遺障害の認定では、次の資料や経過が確認されます。

・事故状況
・診断名
・症状の一貫性
・治療経過
・通院状況
・神経学的所見
・画像検査
・後遺障害診断書
・日常生活や仕事への影響

自賠責保険では、後遺障害の程度に応じて等級が定められ、認定された等級に応じて保険金の限度額が異なります。

後遺障害等級の判断や申請方法に不安がある場合は、医師、保険会社、交通事故に詳しい弁護士へ相談してください。

よくある質問

交通事故後の腰痛は腰椎捻挫ですか?

腰椎捻挫の可能性はありますが、症状だけでは判断できません。骨折、椎間板損傷、神経損傷、内臓損傷などが隠れている場合があるため、整形外科で診察を受けてください。

事故直後に痛くなくても病院へ行くべきですか?

事故後に少しでも違和感がある場合は、早めに医療機関を受診してください。数時間後や翌日以降に痛みが現れることもあります。

事故から2週間以内なら交通事故治療を受けられますか?

「2週間以内なら必ず補償される」という一律の基準はありません。受診が遅いほど、事故と症状との因果関係を確認される可能性があります。症状に気づいた時点で早めに受診してください。

強い腰痛がある場合は安静にして様子を見てもよいですか?

強い痛みがある場合は、骨折や神経損傷などの可能性があります。受診を先延ばしにせず、整形外科または救急医療機関を受診してください。

レントゲンで異常なしでも痛みが続くことはありますか?

あります。レントゲンでは、筋肉、靱帯、椎間板、神経などの損傷を十分に確認できない場合があります。症状が続く場合は医師へ伝えてください。

腰椎捻挫はどれくらいで治りますか?

回復期間には個人差があります。数週間で改善する場合もあれば、数か月以上症状が続く場合もあります。損傷の程度、神経症状の有無、仕事内容、事故前の状態などによって異なります。

腰椎捻挫は3~6か月通院すれば治りますか?

3~6か月で必ず治るわけではありません。治療期間は症状や回復状態に応じて、医師と相談して決めます。

診断書の全治2週間を過ぎても通院できますか?

症状が続き、医学的に治療が必要と判断されれば、2週間を超えて治療が続く場合があります。「全治2週間」は初診時点の見込みであり、必ず2週間で治療終了という意味ではありません。

足のしびれがある場合は整骨院へ行けばよいですか?

足のしびれは神経や椎間板の損傷と関係している可能性があります。最初に整形外科を受診し、必要に応じてMRIなどの検査を相談してください。

腰椎椎間板ヘルニアが見つかったら事故が原因ですか?

画像でヘルニアが見つかっただけでは、事故が原因とは断定できません。事故前の症状、事故直後からの経過、画像所見と症状の一致などをもとに判断されます。

ヘルニアは必ず手術が必要ですか?

必ず手術になるわけではありません。多くの場合は薬物療法やリハビリなどの保存療法から始めます。ただし、強い麻痺や排尿・排便障害がある場合は、早急な手術が検討されることがあります。

腰痛がなくなった後も通院したほうがよいですか?

症状や身体機能によって異なります。痛みがなく、日常生活や仕事に支障がなく、医師が治療終了可能と判断した場合は、通院を終了できることがあります。

交通事故後にマッサージを受けてもよいですか?

診断前や事故直後に強いマッサージや矯正を受けるのは避けてください。まず整形外科で重大な損傷がないことを確認し、回復段階に合った施術を選びましょう。

整形外科と整骨院は併用できますか?

併用できる場合があります。まず整形外科で診断を受け、整骨院への通院を希望する場合は、主治医と保険会社へ事前に相談してください。

整骨院だけへ通院してもよいですか?

交通事故後は、骨折や神経損傷などを確認するために、まず整形外科を受診してください。整骨院では画像検査、医学的診断、薬の処方、診断書の作成はできません。

腰椎捻挫でも後遺障害が認定されますか?

症状固定後も腰痛やしびれが残り、医学的資料などによって症状の存在と事故との因果関係が認められれば、後遺障害等級が認定される可能性があります。ただし、症状が残った人全員が認定されるわけではありません。

交通事故後の腰痛でお困りの方へ

交通事故後の腰痛は、軽い筋肉痛に見えても、骨折や椎間板・神経の損傷が隠れている場合があります。

事故直後に痛みが弱くても、時間が経ってから症状が強くなることがあります。

「しばらく様子を見れば治るだろう」と自己判断せず、まず整形外科で診察を受けてください。

鍼灸整骨院かまたきでは、千葉市で交通事故後の腰痛や腰椎捻挫についてご相談を受け付けています。

整形外科での診断内容を確認し、骨折や重大な神経損傷などがないことを確認したうえで、打撲、捻挫、挫傷などに対する施術や、回復段階に合わせた身体のケアを検討します。

整形外科との併用方法や、保険会社へ連絡する際の一般的な流れについてもご相談ください。

ただし、治療費、慰謝料、過失割合、後遺障害等級などの法律上の判断については、保険会社または交通事故に詳しい弁護士へ確認することをおすすめします。

鍼灸整骨院かまたきへの予約・相談はLINEが便利です。

現在の症状、事故日、整形外科の受診状況などをお送りください。

まとめ

交通事故による腰のむちうちは、医療機関では腰椎捻挫、腰部挫傷、腰部打撲などと診断されることがあります。

主な症状は次のとおりです。

・腰の痛み
・腰の重だるさ
・前後屈やひねり動作の痛み
・立ち上がりや寝返りの痛み
・お尻や足のしびれ
・腰の動かしにくさ

交通事故後の腰痛では、まず骨折、椎間板損傷、神経損傷、内臓損傷などがないか確認することが重要です。

強い痛みがある場合でも、安静にして受診を遅らせるのではなく、整形外科や救急医療機関を受診してください。

腰椎捻挫の回復期間は人によって異なり、一律に3~6か月とは決められません。

回復のためには、次の対応が大切です。

・事故後は早めに整形外科を受診する
・腰以外の症状も医師へ伝える
・しびれや筋力低下を放置しない
・診断前に強い施術を受けない
・重大な損傷が否定されたら段階的に動く
・自己判断で通院を中断しない
・症状の経過を記録する

交通事故後の腰痛を軽く考えず、自分の症状と回復段階に合った治療を受けましょう。

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